さみしき女 | 広辞苑は、無限ループ。

さみしき女

最近、バイト先にやってくる納品の兄ちゃんにモテる。

彼らは、100%冗談で言い寄ってくるが、
まぁ冗談でも「付き合ってやー」とか言われることが少なく経験も薄いモテない女子代表の私にとっては、
それはモテ期である。

誰しも人生に3度はやってくるという、
モテ期である。


中学生のとき信じていたモテ期というものとはかなり違う角度で、許容範囲の広いものであることは確かだが、
現に、同時に多くの異性に本気の恋愛対象になり得ない私にとって、
これはモテ期なのだ。


そう、これがモテ期。

中学のとき、あんなにも夢見ていた、モテ期なのである。

なぜ、こういう論文口調なのかというと、
簡単に表すと、しょっくだからだ。

こんなにも、さみしいモテ期なら、もしかしたら今までにもあったかもしれない。
己が気付いていないだけで、今回が3度目なのかもしれないと思うと、
すごくさみしい。
今まで気付かなかったことにも失望するし、これからモテ期はもうこないかと思うと涙が出そうだ。

そう、私は憧れていたモテ期にかすることなく、
リアルに訪れるモテ期を颯爽と通りすぎてゆくのだ。

なんて不様な女子なのだろう。

私が思う本当のモテ期よ、いずこに。。。