人と周りの調和の中で生まれる願いは
星たちが望む夢。
星の光ひとつひとつが
人から生まれたきらめく夢を素早く掴み、
現実化のために遠い宇宙空間まで運んでいく。
調和の中で生まれる夢・・・
それはすべてのものに喜びをもたらす願いで
地上のみんなにとって 宇宙にとって 宝物。
だけど人が自然から離れていき
独自の社会で生きはじめた頃から
調和の中にはない願いが生まれるようになる。
その願いは別の存在たちによって掴まれ
彼らの思惑の土台づくりに使われる。
この不自然な現象は
お金と贅沢なものに囲まれることが
豊かな生き方になっていて
みんながそれを願うようになるけれど、
その社会の裏で、 贅沢品の裏で
山が無くなり、 人も生き物たちも消され
水や土が汚されていて、
調和が全く生きていない。
だけどそれを感知する感覚も鈍らされていて
自分たちが本当に
そんな現実を望んでいたのかさえ 自覚のないまま
その願いを生み続けている。
・・・今でも星たちは
空を隠す高い建物と
汚れた空気の間で消えそうになりながら
小さな輝きを 一人ひとりに届けようとする。
そして人が再び調和の中で、
きらめく願いを生む瞬間を
息をひそめて待っている・・・☆
M I M I