周りを見渡すと まるで私たちは
いつも何かが足りないように感じることばかり目にして
その何かを埋めるための
本当に必要でない情報と物に囲まれている。
テレビの情報は一瞬の休みも与えないほどの早さで流れてきて
まるでそれが何よりも大切で 早く手に入れないと
人生の何かが欠けてしまうような気さえ起きる。
街を歩くとコンクリートの冷たい地面が広がっていて
柔らかい土の感触も 生き物たちの音色も
樹々や花々が話しかける香りにも触れられない。
その虚しさを紛らわすように ガラスケースに入った
とてもきらびやかに見えるものを眺める。
心が躍ったように感じる、その瞬間のために。
本当に大切なことから引き離されて
勝手に押し寄せてくる情報や物で溢れさせている理由は、
少しでも目を離すと すぐにまた大切なことに気づいて
本来の気持ちに立ち返るように 私たちは創られているから。
1日に1分でも そういった情報から自分を引き離して、
自分の心に向かいあってみること。 そして想ってみること。
冷たいコンクリートの隙間からでも
小さな命が諦めずに 私たちが吸う空気のために
他の生き物たちのために、 芽を伸ばそうとしている姿を。
都会にある木の上にも
残り少ない自然からのものを探してきて
必死にヒナを育てようとしている親鳥たちのことを・・・♡
M I M I
