ボクが最後にみたのは
キミの泣き顔でした
大きな瞳をボクに向けて
ずっとずっとボクの
手をにぎっていました


空の上からみたキミは
肩まであった栗色の髪を
短くしていました


手をつなぐのに丁度いい
ヒールの靴もやめて
スニーカーをはいていました


だいぶ目立つ様になった
キミのお腹


キミに似て瞳が大きく
優しい子どもだと
ボクは楽しみにしています

キミの左手の薬指には
ボクのあげたペアリングが
輝いていました


ボクはこれからも
ずっとずっと
キミと
産まれてくる
二人の証を見守っています