いつもと全く違う授業内容を告げられ、男女別々に集められた教室。
そこで専門の先生?だったのか、
いつもは見かけない先生から受けた性教育の授業。
好奇心や興味を喚起されるだけで、思春期へ思いを馳せた人なんかいなかったんじゃないかなあ。
男子がどんな授業を受けたのかは知りません。
でも授業の後はクソガキを中心に妙にソワソワした空気が漂っていた気がします。
精子だってさ。
生理だってさ。
今までも一部の男子にエッチなことを言うクソガキはいました。
だけど、今までの漫画チックな言葉とは違います。
その妙に生々しい単語は、真面目な授業の一環として先生が発した言葉です。
おかしな高揚感を覚えた人は男女限らずいたんじゃないかなあ。
そしてその授業の後、おかしな雰囲気の中であるウワサが立つことになります。
実際にその「大人の過程」に足を踏み入れた女子が四年生にいるらしいよ。
デブで汗っかきなあいつだってさ。
あのまーみ菌保菌者のアイツがそうらしいぜ。
私の身体についての変化を知っていたのは親しい友人数人だけ。
どこで漏れるのか・・
そういう噂は広がるのが早いものです。
学年のトイレじゃなくて、生理の日は保健室を使わせてもらったり、
生理用品を入れた例の袋を持っていたりで・・
友人以外にも「あやしい」と思っていた子がいたんでしょうねえ。
個人情報やら子供の人権やらについて今ほどうるさく・・
というか、まったく無いに等しかった時代。
養護の先生に個別に話を聞いていたこと以外には
個別にケアされるなんてこともありませんでした。
私の学校だけだったのかなあ。
どうなんでしょう。
授業の前に感じたあの嫌な予感。
悪事がバレるのを恐れるドロボウのような・・
ウワサに包まれた私は、
なんだか晒し者にでもなった気がしたのでした。
そんな始まりの話です。
つづく