とあるテーマパークでキャラクターを演じました。
現場での着ぐるみは初めての挑戦!
超人気テーマパークと比べるとお客さんの数はすっごく少なく、しかも今日は平日だ。
あの超有名キャラなら立ってるだけで、人がキャーキャーと集まってくるのでいしょうが、
ゲームに登場するキャラなんですが、こちらから愛想をふりまかないと人は逃げていってしまいます。
とくにベビーバギーに乗ってるお子さんは下手に近づくと、怖がって泣いてしまいます。
。
それは先週見学したときに予備知識収集済み。
今日の出番は入り口付近での「グリーティング」と3回のステージでのショーの出演。
ショーの内容は3回とも内容が違います。
特に3回目はチアーダンスを踊らなければならないのです。
振り覚えの悪さ(記憶力の悪さ)には絶対的自信を持つ私は、1週間前の見学で振りを動画に収め、自宅である程度練習はしていたのですが・・・
最初はグリーテイング。
控え室からエントランス付近へ移動途中に、視界が良くないためにおいてあるステージ前の丸テーブルに軽く激突。ウエストサイズが自分の3倍くらいに大きくなってることも原因。初の車の運転で車両感覚に慣れてないのと同じ感覚なのかな?
だんだん視界を慣らしながら、それでも一生懸命周りに愛想を振りまきながら、エントランスに到着。
やはり、そもそも、人通りが少ない。
外で客寄せのMCをしていたお兄さんと掛け合い。
私ははしゃぎまわって、結構、悪乗り気味。
脳内はアドレナリンが分泌が激化してくる。
いや~実に楽しい。
視界は悪いけど。
まだ、方角もよく把握できてないけど。
気持ちは高揚している
場所柄、ベビーバギーの親子連れが比較的多い。
ここでいきなり近づくとバギーに乗ってるような小さいお子さんは怖がってしまう。
だから目いっぱい可愛いらっしい仕草をしながら、ゆっくり近づき、ある距離=プライベートゾーンを侵害しないところまで近づく。
ここまで来たら、相手の反応を待つのだ。
まだ1歳に満たないような赤ちゃん。
自分の敵なのか見方なのかを判断しようと私が演じるキャラをじっと見ている。
ここで焦って前にでると泣かれてしまうケースがある。
少しひいてみる。
おおっ、少しが笑顔が・・・
笑った!笑ってるよ!
MCのお兄さんもこれにはびっくりしてる様子。
そして若いお母さんと握手!
これはいけるぞ!いけるぞ!
幼児の場合も自分から近づいてくる子は稀なので、まず、こちらが相手の目線までしゃがんで右手を差し出す。
それで恐る恐る近づいてきて握手して、嬉しそうに帰っていく子もいる。
それでも躊躇している子には、(このキャラはそんなキャラではないと思うのだが)、両手を頬にあて、首を左右に傾げてかわいい仕草を見せる。
そして手を差し出すと握手に応じる子もいる。
もちろん付き添いのおかあさんにも必ず握手。
結構、グリーティング、うまくいってるじゃん。
少し離れたところに私服だけど女子高校生っぽい3人組を発見。
ゲームキャラがピョーン、ピョーンとはねる動きを真似して跳ねる。
おお、見てる、見てる。こっちを見てる。
おどけながら近づいていくと、彼女たちはもう私の虜。
一人一人肩を片手で抱いて、決めポーズで写メをパチリ、パチリ。
こんなことしている間に、周りに、一緒に写真を撮りたい子供たちが集まってきている。
やった~、成功だ!
初公式グリーティングは自分としては大成功!
満足。気分はとってもハイに!
前足と後ろ足の長さが違って変なのだが、
実は2回目のショーがバルーンアート教室。
視界が悪く、手も野球のグローブ程の手で、私がキャラに扮して、作った作品です。
やりました、完成です。
さて、最後のショーのチアーダンス教室。
今日は子供たちがいっぱい集まってくれました。
ダンスがうまく出来たかって?
それは想像にお任せします・・・
さて、汗もダクダク。
思いっきり楽しめた実演修行。
反省点もありました。
帰り際にスタッフに私の今日の出来についてお聞きすると、
「猫背気味だった」
「目線が下だった」
特に階段の上り下りの時が顕著に猫背だったとか。
(階段を踏み外すのが怖いので、階段を目で確認して降りるために、猫背になる)
特に目線のことは自分では合っているつもりでいたので、失敗であるとともに大変勉強になりました。
実は面を被ったときは鏡を見てチェックし、キャラと自分の目線のギャップはないと思い込んでいたのですが、他人から見ると、実際はギャップがあったのです。
これからは出番前に必ず目線が合っているかを他人に見てもらい、実際の目線とキャラクターの目線のギャップを調整して動くようにしようと思います。
この後、電車で横浜に移動し、2時間遅れで大道芸の練習会に参加し、親しい人と野毛の居酒屋で食事。
日本酒「一の蔵」の吟醸がうまかった。
実に充実した一日でした。