数日前から

頭痛が続いている

 

昨日は

頭は重いし

寝ても寝ても眠い

 

やることは沢山あるのに

 

でも、眠くてしょうがなくて

あきらめて

寝てしまった

 

とはいえ

最低限の家事をやって

ソファーに横になり

 

脈を診てみる

 

飛び跳ねるような

脈だな

 

呼吸も早い

 

うつらうつらしながら

 

 

 

一息四脈

 

という言葉が浮かんだ

 

ああ、そうだった

 

子どもが病気の時に

 

病院に行くかどうか

迷ったら

 

 

一息四脈

 

一回の呼吸で

4回の脈を打つ

場合は大丈夫

 

そう、野口整体の先生から教えられた

 

 

子どもが幼いころ

 

病院に行って

余計な手当や

余計な薬を与えられたくなくて

 

熱が出ても

すぐに病院に連れていく

ことをしなかった

 

でも、

幼稚園は

 

鼻水がでていただけでも

 

病院に連れていきましたか?

と、聞かれる環境

 

わたしのように

 

鼻水は

体が治ろうとしているサインだとか

 

体は自然とゆがみを治すために

風邪をひくのだ

という、

 

野口整体の考えを

支持している

 

のは、少数派だろうから

 

だからこそ、

 

丁寧に体を看ることに

ずいぶん心を配った

 

子どもの顔の血色

 

目の光具合

 

皮膚のハリなど

注意深く観察した

 

一般的なことと

違うことをするのは

責任が大きくのしかかる

 

そう、私は思っていた

 

こんなに大変なら

 

周りと同じように

 

すぐ病院へ連れて行って

 

医者の言うとおりに

薬を飲ませて

ワクチンも打って

 

そうしていたら

楽なんだろうか

 

などと、何度も思った

 

でも、どうしても

わたしはそれをしたくなかった

 

双胎間輸血症の難病で

 

極小未熟児で生まれた我が子たち

 

やっと退院しても

 

呼吸が止まり

また入院して

人工呼吸器をつけて過ごした

 

小学校に上がるまでに

入退院を繰り返した

 

病院からは

スーパーの袋いっぱいの薬

 

それをポイして

 

豆腐パスタ

こんにゃく湿布

里芋パスタ

などの自然療法や

 

ホメオパシーのレメディーや

 

 

野口整体で体を整えて

過ごした

 

 

毛細血管が浮き出て

網目状になっていたら

酸素不足になっているから

気をつけなければいけない

 

寝ている時に

お腹が

船底型になっていたら

かなり緊急事態

 

などと、

医者や野口整体の先生から

色々と教えてもらった。

 

はた目から見たら

虐待なのか?

 

親のエゴなのか?

 

自問自答することもあった

 

それでも

なんとかお陰様で

 

今では大きな病気をすることなく

成長して来れた

 

まあ、そんなこんなを

 

ぼーっとした頭で

ソファーに横になりながら

回想していた。