結局こうなるわけだ。
裁判所への苦情も、キコヘの嘆願も、何一つ通らない。この調停で得られたものは一つとしてない。
弁護士雇っても同じ結果だっただろう。いくつかの法律相談をした結果、その内容を可能な限り加味した文書にもケンモホロロで。
調停の合間、待合室で同じ境遇の男性が弁護士の先生と話していた。そして私はそれを聞いていたところ、その男性と目が合い、声をかけられた。
....もしかして同じ境遇ですか?
はい、そうですね。私も勝手に家を出て行かれて。特に有責配偶者でもないのに
....私もですよ。同じですね。突然何も通告もなく勝手に出て行って。調停でもなんも嗜めてもらえず。もうめちゃくちゃですよ。こちらも弁護士の先生つけましたが、何も譲ってもらえず。親権も共同親権は拒絶し、慰謝料と養育費を要求されています。
そうですか、、、私も何も譲ってもらえずです。でも聞いているとお金の面は譲ってもらえてないですか?
....いや、それは貯金をどう割るか?の話でして、口座の100万まるまるよこせというものを今は30万まで下げてこられました。その代わり車の車検代やタイヤ交換費用は出せとか言ってきたので、結局支払いは50くらいになります。
そうですか...お子さんとは会えているのですか?
こないだ10ヶ月ぶりに会いました。大きくなっていました....
と涙を流す男性に私も体が震えて涙が溢れてきた。
私はもう8ヶ月会えてないですね。もう18歳超えて法的には大人でおっきいのですが。
それは本人たちの意思でなんとでもなるのでは?
いや、妻がどうやら連絡遮断させていて。手紙も検閲かけて読ませていません。
それは酷い話だ。
そこへまた私の呼び出しがかかった。
頑張ってくださいね。
と言われ、待合室を出た。
彼は弁護士をつけても、なんらいい結果を得てなかった。おそらく俺も同じなんだろう。なんとなく日本の司法のシステムはおかしくなっているように感じる。