12月8日に妻から、
家を出て!もう一緒に暮らせない!
と言われてから1週間ほどたったころ、
琵琶湖のほとりにあるゲストハウスに3日間泊まった。
趣味であるロードバイクのビワイチコースのすぐそばにあるところで、あるのは知ってはいたが、行ったことはなかった。
大浴場もあり、とても清潔なゲストハウスで快適に過ごせた。
⬇️ここはダイニングキッチンエリア
巨大なスクリーンでテレビや映画も観れる。ちなみに一泊3000円。
このキッチンで、私は、一人旅中の初老の男性に出会うことになるのだが、今日はそのお話をさせていただこうと思う。
その方の名前は、イワモトさんと言う方だった。年齢は65歳、改造したスーパーCubで日本全国あちこち走ってるとのこと。
地元は埼玉県。
なぜ一人でここに来たのか?
と言う話になり、
そのイワモトさんは
もう奥様とは死別して一人だから、好きなことに時間を割いている。沖縄以外はほぼ回った。
奥様は13年前、48歳で他界...
とのこと。
48歳。
今の私と同じ年齢だった。
もちろん初対面であったが、なんかその話を聞いて、
自分がなぜここにいるのか
を正直に話したくなり、そして
夫婦とは?
という話をお互い夜遅くまでした。
なぜかスーパーCubに備え付けられているらしい焼酎wをご馳走になり、私は、別居後は完全に控えていた数日ぶりの酒も手伝い、泣いたり、笑ったりの楽しいひと時だった。
そのイワモトさんも、
奥様とはよく喧嘩し、髪の毛を引っ張ったりもしたと。
奥様からは、
あんたとは定年になったら離婚や‼️
とも言われたと。
そしたら、
病気が見つかって、そのまま帰らぬ人になった
と。
死因はガンだったんですか?
と聞いたら、
ボソッと、
まあ、そんなところや
ここから先は少しイワモトさんがおっしゃったことを思い出しながら挙げてみようと思う。
夫婦とは何なんだろうな、、、
お互いが敬い合い、助け合い、信じ合い、、、
2人でいる時は、新婚の時はそんな日々もあっただろうが、長くなるとそんな気持ちも薄れて、どこかに消えてたな
子供が巣立って、これからが夫婦の醍醐味だと思うよ。俺にはそんな経験できなかったが
しかし、初老のジジイがこんなこと言うのはアレだが、大切なものは無くなってからその大事さに気づくもんだな、あはははは〜
まあもう13年も経つと1人が楽しいんだが。
いたらいたでどうなっていたか、、、わからん
そりゃお互い他人なんだから、お互いがお互いを理解しようという姿勢や気持ちがないと崩れるもんだな
あんた(=私のこと)は、突発的に手が出てしまったのかも知れないが、それはそれまで全ての結果だ。その時だけのことではない。奥さんにも問題があったのだろう。だが、どっちが悪いとかそんなことより、2人がどうしたいか?どうすべきか?じゃねーのか?と思う。
子供にそんな終わり方見せるのか?
ここで出会った先輩に、そう言われたと奥さんに言うてみては?
まあまず謝り続けて許してもらえなかったら、その程度だったと思って、もう次を探して、あんたから離婚届出してやれよ。あんたはまだ若いんだから。いっぱい出会いはあるだろう。羨ましいのーわっはっはー
それ以外にも、そこに中国人の留学生もなぜか混じって、(中国で習う)近代史を教えてもらったり、日本の政治の話をしたりと、あっという間に夜も深くなった。
—翌朝—
朝食の時間、またキッチンで再会した。
少し話して、
では私は次の目的地へ出発するよ。
ありがとう🛵また会える日まで!
と颯爽と出発された。
LINEも交換して、その後何回か、
その後どう?心配してるよ
と連絡をしてくれている。
本当にありがたいお方でした。
おそらく、
もし私がこんな状況でなかったら、出会ってもそんなに多くの会話はしなかっただろう。
その人のその状況次第で、結果は変わるもんなんだな....と実感した出会いだった。
人間はこうありたい、こんな人と出会いたい!と言ってても、理想の人には出会えないが、その時その時の自分の状態で、出会う相手が変わる、あるいは、出会った人の新たな一面を知る。
そんなもんなんだろう。
やはり自分次第なんだろうと思った。
最後に
今日は妻キコの話はひとつも出てこなくて何も進展してなくて申し訳ありません、、、