スーパーヒーローデーでスパイダーマンに変身!!
魔女狩りをした魔女、
子供を守れなかった母親、
ホログラムのエネルギーを感じて会話を繰り返して分かった【私は分かっていない】。
いや、違うな。
【私は分かってない】というセルフイメージと日常のことをテーマにしたセルフワークで既に出会っていたし、
魔女狩りをした魔女(私)のあのそこはかとない【罪悪感】も、
我が子を守れなかった母親(私)の【次は私一人でも必ずあの子を守るんだ】という誓いも、
それぞれが別のものの顔をしたエネルギーとして既に対話をしていたんだけど、
実はここの更に下に、物凄く抑圧されていた体感があった。
この【私は分かっていない】にくっついてくるこの【混沌とした混乱】。
だってこの世界はこんなに【理不尽】。
この感じを体全体に広げると、
おびただしい数の肌の浅黒い人たちが、塀のように積み上げられている映像が。
奴隷だ。
死んでる、この人たち。
『自分たちは人間として生まれてきたのに、家畜と同じだった』と嘆きながら天に昇天してきます。
でも、奴隷としてまた生まれ変わってくるのだと決めてもいます。
足を鎖でつながれて重いものを連なって運んでいる彼ら。
ただ地面を見つめて、
ただ前に進んでいきます。
苦しいとか、悲しいとかももう感じない、
感じないように心を硬く貝のように閉じることに決めたら、
もう今は何も感じない。
The 絶望の世界。
でも分かってるんです。
実は自分で足かせを外せること。
外してみることにした人もいました。
でも逃げ出すこともなく、ただきょろきょろしています。
そうしたら今まで真っ暗だった砂漠の空が、実は太陽のようにめらめらになっていることに気づきました。
みなでそっちに行ってみます。
『そっちに行ったってまたここと同じ暗闇に決まってる』と言ってみたり、
無言だけど、躊躇している人がほぼ全員。
でも、行ってみようよ、と促すと、
いつの間にか炎のトンネルのようになったあのめらめらの中を皆歩き始めます。
一番最後にいた赤ちゃんを抱いた女性も、やっとそのトンネルに気づいて、あかちゃんも目を開けてその熱を感じているようです。
私は皆を援護するようにトンネルを抜けると、
そこは緑豊かな、ジャングルのようなオアシスで、
最初はその光景をただ茫然と眺めていたみんなも、
ひとりふたりとその中にかけて消えてゆきました。
炎のトンネルが、The 絶望の世界を燃やし尽くそうとしているかのように思えました。
でも、よーく目を凝らしてみてみると、とっても小さな黒い点として、今もそこにあることが分かります。
あの全てを飲み込んでしまいそうだった暗黒の世界が、点。
でも、あの中にはやっぱり、次も奴隷として生まれ変わることにした命たちがくるくると転生を続けているのが分かります。
もう一度、あの世界が、点、に見えるくらいのところまで戻ってくると、
えっ!?
オアシスのジャングルのこの世界には無数の黒い点が。
っていうか、このサンクチュアリーそのものが、黒の点でできてる。
否、色も黒だけじゃない。
そのどれもが、苦しみが、なんか凄くいい。
生き生きしている。
あの黒い点までもが、生命の営みをみなぎらせている。
嗚呼、こういうことだったんだ。