4月15日ですね。ポルノ的には「オー!リバル」が2015年に発売されました。引き続き好評発売中。確かにね。
2024年4月15日の月曜深夜。こんばんは。ポルノグラフィティギター新藤晴一です。
4月に入って2週間。部活動はどうしますか。
それまでやっていたスポーツを続けるのか。
高校の部活とか、野球で甲子園とかサッカーの天皇杯とか。
そういうレベルも素晴らしい。
スポーツは人生の大きなところ。楽しめるものになるから。
バレーなら、女性ならママさんバレーやったり。
ルールを知ってると、テレビで見るバレーが楽しくなったし。
色んなスポーツをやるのも。ずっと野球でいくのもいいし。
僕は野球だけなんです。下手くそだけど、やるのも見るのも好き。
中一の1年間卓球やった。
まじ、わし強いよ。
変化球サーブできる。
それだけで3年に1回くらい勝ち誇れるから。
由薫さんを迎えてのプログラムです。
「オー!リバル(新藤さん作詞岡野さん作曲)」
本日のゲストは沖縄出身。お花見はどうなんでしょうか。
「こんにちは、由薫です」
前回はデビュー1周年でした。
(子供の頃は)スイスで過ごしとったんだろ。
「アメリカは幼くて記憶がない」
スイスには桜はある?
「アルプスのハイジの世界観があって。お花見っていうと花畑でサンドイッチを食べて」
ハイジのおいしそうだよね。
スイスって何語だっけ?
スイス語?
「いろんな言語がある。私が住ん得るところはドイツ語でした」
なんかあるよ。
お酒も好きっていう情報も。
「すごい好きで。コロナでお花見でお酒を飲むのは、したことなくて。今年の目標で」
たしなむ程度で、じゃなくて好きなのね。
「好きです。奈良でおでんと日本酒を食べて」
日本酒もうまい?
エリートコースだね。
由薫さんなんですが、L.A.でライブを終えて帰国したばかり。
「去年アメリカのテキサスでイベントに出させてもらった。L.A.は初めて行きました」
「Brighter」を持ってロサンゼルスでライブをやってきた。
セントラル。読めん。
教会なんですね。
THE LOVE SONG BAR。
海外ソロライブはどうだったんですか。
「実質はじめてL.A.に行って、人来るのかなって感じだったんですけど。素晴らしいお客さんが来てくれて。盛り上がって聴いてくれて。日本語の曲もそのまま歌って。日本語だからフィールで(聴いてもらって)。沖縄民謡も歌った。泣いてる人もいて。曲の力ってすごいなって」
ソロライブなんだね。イベントじゃなくて。
「L.A.がソロライブでした」
由薫さん目当てに集まってくれるお客さん。
来てくれるかどうかとか、プレッシャーとか。
「有明アリーナのライブ映像をいただいて、見させてもらった。お客さんがいないライブの話で胸がひりひりして。お客さんがいるのに、楽しんでもらえないのが辛いなって。(ライブ後に)話をすることができた。どうやって来たのかとか知ったのかとか」
弾き語りじゃないよね?
「弾き語りです」
スタッフ怖い。
怖いわぁ。
(バンドがいれば)ほっと一息もつけるのに。
ギター1本で行ったん?
すごいんだけど。
大丈夫。唯一先輩っぽいことを言うと、何十年かするとMCネタになるから。
アルバム「Brighter」についてもじっくり語ってもらいます。
「E Y E S」
今日のゲスト、シンガーソングライターの由薫さんです。

どういうギターを使ってるの?
「アコースティックギターなんですが。マーチンのトリプルオー28っていう、小さめで女性に好かれる。サンバーストっていうこげ茶色の」
俺もそれメイン。
レコーディングでは。

ライブではベフニックっていう。
トリプルオーのプレイオーっていう。
第二次世界大戦の前の。
ヴィンテージの。
「私が持ってるのもすごい高い。それのプレミア付きってことですよね」
クラプトンモデルもあって。
アルペジオとか繊細な音が出る。
(ここは編集で)切ってもらおうかな。感じが悪い。
タイトルから聞かせてください。
「『Brighter』です」
光とかいうこと?
「より輝くとかより明るいっていう単語にしました」
比較級だよね。
「そこがポイントで。最初「Bright」だった」
アルバム制作作業は初めてか。
既発も入ってるけど、はじめてのも。
その期間どうだった?
「歌詞を書くのが、壁に当たったっていうか。リリースした曲と向き合って。曲順を考える。たくさんの曲をまとめたことがないので。私の音楽とは、と向き合い。空っぽになっちゃったかも。どう歌詞を書けばいいのかわからない。後半は新しく収録した曲です」
シンガーソングライターって全部1人じゃん。
どの言葉を使いたいかも1人じゃんか。
素っ裸の自分っていうか。
我々は2人だし。3人の時もあったけど。プロデューサーも。
チームプレイヤーだから。

自分の得意なところで頑張る。
だいぶ違うよね。
「誰かに楽曲提供すると思って書くとか。自分で歌う歌詞っていうと何を歌いたいかって。楽しんでる時がすぐ書ける。『頑張ってる』っていう意識がある時点で違ったんだなって。苦しさを感じて。最後に『Brighter』が入ってるんですけど。『アルバムのための曲が書きたいです』って作らせてもらった曲で。乗り越えた感があって。完成した時にほっとしたていうか。まとまった感じがして」
空っぽになりながら作ったはずなのに、次が見えるようんアルバムになったってことね。
「頑張ったらダメな感じってありますか?」と、今浪さん。
頑張りすぎた曲とか。

「アゲハ蝶」っていう曲があって。

5枚目くらいかな。文学性を見せてやろうって。Aメロ、Bメロ、良くわからないんだけど。
サビくらい、ちょっとわかりやすくしとかんとって感じで。
これくらい書いたらスタッフも納得するかなっていうところが、一番残ってるけぇね。
(サビ以外は)詰まりすぎちゃって。

隙間がなくなると。

塩梅は難しいんだけど。
「調子に乗って書くと後から恥ずかしくなる」
長いこと、するんだから。
「めちゃくちゃ曲数書かれてますよね」
そうやろ。
なのにまだ曲作れって言われる。
ポルノのいらんわぁってなる。
ライブでやれない曲、いっぱいある。
我々は。ミュージシャンって言う限りやらんといかん。

そういう人生だからね。しょうがない。
先日はプロモーションも兼ねて。沖縄に。
「夏休みは沖縄の祖父母の家で過ごして」
沖縄で生まれて、スイスで育って。
たくさんの空気を吸って生きてるね。
「アルバムを作る中で影響受けてるなって気づきました。」
産まれたとか育ったとか環境とかすごい影響がある。
アメリカ音楽とイギリス音楽は湿度が違うもんね。いまだに。
「沖縄は(生まれてから、住んだのが)1年くらいなので、自分の中で方言がしみついてなかったりとか。沖縄の記憶に影響されてやってるけど。沖縄って言っていいのかって思ったりもした。沖縄が故郷だし」
影響を曲に乗せても、自分の中でストレスがない?
「はい。沖縄でライブをして、土台が固まっていくみたいな。ふらふらしてたけど、いろんな自分を確かめられた」
沖縄の空気も吸ったし、スイスで花畑でピクニックしたし。
アルバムを持ってツアーがあります。
言ってください。
「『Brighter』のツアーをやるんですけど。前回のライブが3都市だったので、倍になった。東京は6/22土曜日。オフィシャルサイトもあるので、検索してみてください」
これはまさかギター1本じゃあ。
「ないです。いい経験になって楽しかったですけど。バンド編成はすごい楽しみ」
バンドがいるとね。
「楽しい」
お客さん煽りたい時もあるしね。
宮城、広島、福岡。
初めて?

宮城は仙台?

お勧めはどこでもある。
仙台の牛タンって思うじゃん?
お弁当の薄い牛タンじゃなくてね。そこじゃなくてね。
広島もあるんだよね。
福岡。

「お酒もお好きだから」と、今浪さん。
福岡はミュージシャン。1個はかわ屋さん。
俺が見つけたわけでも、秘密にすることもない名店。
鳥の皮を巻いてはタレにつけて炙って、巻いて炙って。
5人で行って皮100本とか。
福岡ミュージシャンがおいしいっていう。
福岡公演やったけど、めちゃくちゃかわ屋入ってたよね。楽屋に。
その頃と違うけぇ、そんなに食べれんのだけど。
すっげぇ入ってた。
岡野さんの焼き鳥の一環ですね。
「Brighter」から1曲。
「Rouge」
時間まで由薫さんとこちら。
月刊音話。
(リスナーさんから)歌詞が好きだったアーティストはどんな人がいますか。
いますか?
「昭和の曲ってストーリーテリングがすごくて。改めて聴くとすごすぎるって」
何年生まれ?
「2000年です」
昭和の曲っていうとリアルタイムじゃない。
どういう感じ?
「洋楽聴くんですけど。昭和歌謡が流行ってた時があって。外から入るみたいな。ふとしたきっかけで聴くようになって」
わしらの時と違って。
産まれる前(の曲)とか聴いたことない。
美空ひばりさんとかも聴いたことはあるけど、最新曲が偉かった。
TikTokとかの影響もあるかもしらんけど。わりと普通のことだよね。
「歌詞聴く人が多い。文字起こしで動画作ったりが多いので。そういう時に『なんだこれは』ってなる」
昭和の時代は作詞家が偉かった。
そこの歌詞を、どう曲を付けるか。
今、作詞家って聞かんじゃん。
ベテランはいるけど。雪之丞さんとか。
言葉の研ぎ澄ませ感とか。絶対言葉感とか。我々の時代とは違う高みがあったよね。
最後にこのアルバムを聴いてくれる人に、メッセージをお願いします。
「L.A.でギター1本でやったんですけど。気合入れてましたし。明けた部分があるので、いい歌を歌うので、ぜひ来てほしいです」
本日のゲストは由薫さんでした。
「解放区(新藤さん作詞岡野さん作曲)」
由薫さんが拍手してくれました。できた後輩ですね。
閉店のお時間です。
お知らせが、これか。
因島横浜ロマンスポルノ。
「ロマンスポルノ」は、我々がツアーじゃなくてスペシャルライブをする時に使いますね。
広島県因島運動公園。
横浜スタジアム。
ぜひ詳細をお待ちください。
因島運動公園のライブは、ご迷惑やお願いすることがたくさんあると思うので。
我々の故郷である因島で様々なイベントを実施しますので、ぜひ来てみてください。
今日は由薫さんをゲストに迎えたんですけど。
なんかキラキラしてるね。
これから。
いぶし銀とはちょっと違う。
我々のね。
ポルノだって恥じるようなキャリアを積んできたわけじゃないし。
どういう未来が待ってるんでしょうね。
「Brighter」よろしくどうぞ。