全国ツアー「暁」、全公演をやり終えました。
2023年1月30日の月曜深夜。こんばんは。ポルノグラフィティギター晴一です。
昨日で武道館での2日目ファイナルを終了しました。
「暁」の全日程を終えた翌日に収録しています。
大雪の予報がありましたが。今日も寒いけどね。来てくれた人は大変だったでしょうけど、無事に完走しました。
サポートメンバーとかスタッフ、体調が大切なところなんですけど。
崩した人もいるけど、正月とか、上手いことライブを避けて。
ライブには差し障らずに、プロだなと思いました。
ツアーを振り返る50分です。
オープニングナンバーは、
「悪霊少女(新藤さん作詞作曲)」
昨日ファイナルを迎えたツアーの前に、オリジナルミュージカル作成、全20曲以上書き下ろし。
ちらほら言っておりますけど、いよいよ発表になりました。
この夏ですね、公演させていただきます。8月に明治座、9月に新歌舞伎座。
まだ日程が出てないのは、何日間やるかはまだ調整するみたいです。1日ずつってことはないと思うけど。
「新藤晴一が完全書き下ろし『ヴァグラント』が上演されることになった。2019年の秋にスタート。コロナ禍の最中に板垣恭一さんが合流。晴一さんが20曲以上を書きおろし」と、今浪さんがご紹介。
巨匠ですよ。板垣さんっていう演劇界の、演劇会を愛してるし、演劇のためなら何でもやる。俺みたいな部外者でも、ミュージカルを広げてくれる可能性があると思ってくれてる。
原案は俺なんだけど、ストーリとエンディングをこうしたいって。
「これじゃ舞台にならない」って言われて。
アミューズの会議室でも何回もやったし、山梨でも泊まり込みで。
「人間が最後に求めるのはこれだから」って。
人物設定から話を聞いてくれて。
俺はこう思うっていう。
それを全部集めて脚本にしてくれる。
脚本はまだ書けんね。
「キャストの方も。主演には平間壮一さんとダブルキャストには廣野凌大さんを抜擢。ヒロインは小南満佑子さんと、山口乃々華さんのダブルキャスト」
僕はキャスティングには関与してない。
俺が何から何までやりたいって言うよりは、手を貸してもらいながら。
この役にはこの人が絶対合うっていう。俺が考えるのとは違う。
俺が言ったのは「歌が上手い人がいい」って。
そうでもない人も、おらんわけでもないからね。
しっかり歌える人に。
俺キャスティングを聞いてなくて。
「平岡くんにお願いしたんです」って。
昨日、俺ん家で飲んでたな。
彼も筋を重んじる人だから、ちゃんとスタッフから言われてからって。
あいつ、なんでだろうって。
祐太が入ってくれると。みんなで物を作るのが好きだから、稽古に顔出して、あーだこーだ言いたい。
「レミゼ」は変えれんけど、俺のは変えれるけぇ。
祐太がおるとね、入っていけるじゃん。
ポルノの現場でもそうだけど、プレイヤーとスタッフは分業されてる。楽屋にいてくださいとか。
俺自身はプレイヤーだから。
祐太が入ってると入りやすい。
だいぶ前からミュージカルをやりたいって聞き続けた皆さんにはぜひ、劇場に足を運んでくれるといいなと思います。
「証言(新藤さん作詞岡野さん作曲)」
去年の9月から回ったツアー「暁」のメッセージを紹介しつつ振り返っていきたいと思います。
(リスナーさんから)2列目で参加しました。舞台はミュージカルとか夢の国っぽく感じました。ミュージカルは3回は行きます。
オープニングとか「悪霊少女」を1曲目にしようっていったのは昭仁だけど、世界観とかは俺。ナレーションとか。某夢の国のマンションとか、某魔法学校の敵役とか頭にあったし。
象徴的な窓出して、こういうナレーションがあって。
コンセプトがなくて、かっこいいいもの、面白いもの作れっていうのは難しいんだけど。
コンセプトがあるのは超面白い。
「今でのライブでは、ありそうでなかった」
ツアーがはじまった時に、どんなライブにしますかって時に、セットなしにしようとか、作りこもうとか。
LEDビジョンとかあるし。
それがあると派手だけど、使わんといかんし。
今回は映像でいこうっていうと、ずっと使わないといけないし。
照明で行くとプロジェクター使えんくなる。
今回のライブは(照明の)尾崎さんっていうとセットも少なくなるし。
今回は「悪霊少女」が1曲目で「暁」が最後で、暗いところから明るいところへっていうコンセプトでしたね。
(リスナーさんから)シティーホールと武道館に行きました。はじめての友達は曲中ぼろ泣きでした。感動してどきどきして胸に来るものがあったそうです。気持ちがとても伝わってくるライブでした。
そんなに泣いてくれる。
あんなしょうもないMC、抜いた方が良かった。
「僕が行った時に、後ろの子が『感情がゴミになる』って。歌に感動してMCを聞いて、また歌を聴いて」
新しい表現だな。
「セットリストについては」
決まってないんだけど、ツアーやりますって。
3か月前くらいに打ち合わせする。
曲順のたたき台を書いてきた方が優先する。
俺も彼もそんなにこだわりがないっていうか。
イメージしやすいのは彼の方だから。
肌感覚でわかってるから、あっちが考えることが多い。
変わっていくんだけど。
俺が演出していって、ここには映像使おうっていったら、もう曲順は変えられない。
昭仁がこうしたいって言っても「そこはもう変えれんから、すまんけど」って。
「ミュージック・アワー(新藤さん作詞本間さん作曲)」
ちょっと質問。
ツアー18回目が終わりました。何度参戦してくれましたか。
僕は18回参加しています。客席で参加したことはないです。
映像で見返すとどうですか。
あんま見返すことがないとはいえ、YouTube見てると出て来るけぇね。
普通に曲やってるのは見ないけど。
「THE DAY」から「THE WAY」に変わっていく。
俺、一生懸命考えて。俺もようアイデア出したけぇ、いい演出だったなって。
(リスナーさんから)いつも以上にセットリストのコンセプトがわかりやすかったです。大ヒット曲や「Century Lovers」が違う響きに感じました。晴一さんはどうでしたか。
どっかのMCでも言ったけど、「Century Lovers」やろうってなって。
演奏しよるとあの当時の記憶が戻るんよ。
あれ、ファーストアルバムだよね。
こんな風に体を動かしたなって。
ふと見ると、nang-changがすごい老けたなって。
記憶が戻ってるから。
俺も年取ってるけど、見えないから。
かき鳴らしおったからね。
演奏してるのか、客席と戦ってるのか、わからなかった。
昔よりは丁寧になってるけど。
滾るものはありますね。
(リスナーさんから)晴一さんのギターの運指、歌詞を全部覚える昭仁さんはすごいです。ギターが難しい曲はありますか。
断トツで「ジルダ」だね。
ソウルがかったやつって、ギターが難しいっていうよりはニュアンスもんだから。
ブルースギタリスト、ソウルギタリストの技だから。
最終日の武道館はやっと弾けたけど。
ツアー中、違うなぁと思いながらやってた。
「暁」は全然難しくない。
しっかり音符を並べて行きゃあ。
「THE DAY」もそうだけど。
「クラウド」もちょっとニュアンス系。
ある一定の期間、しっかりリハーサルさせてもらえるけぇね。
サポートメンバーは1回やれば弾ける。
楽曲を体に入れるのを大事にしてる。
あの人らあれですよ。
本間さんフェスとか。3日くらいで40曲とかやる。
譜面置くけど、本番で間違いなくやる。
譜面見てそれ通りに弾くって言うコンサートじゃないから。
毎公演ブッシュアップさせてくれてツアーを終えましたけどね。
「暁(新藤さん作詞岡野さん、tasukuさん作曲)」
全国ツアーを振り返りましょう。
(リスナーさんから)横須賀に参加しました。受験生なのでそれ以降は我慢しました。家から新幹線が見えます。今、あれに乗っているかもしれないなと思って見送っていました。次からは観光もしたいです。お勧めはありますか。
新幹線はよう乗ったな、富士山よう見たし、飛行機からも見たし。
四国なら3つやって帰ってくるじゃなくて、四国にも中国地方にも九州にも2回行って。
お勧めはね。おいしいものも素晴らしいものもあるけど、金沢とかいいね。
兼六園、21世紀美術館。
蟹もおいしいし、海鮮ものもおいしいし。
冬に行って、松の雪避けの縄とか美しいし。
どこも行って、楽しめないことはないし。
帰っては来れるけど、今回帰ったかな、泊まったかな、覚えてないけど。
できたら堪能したい街です。
「ジレンマ(新藤さん作詞Tamaさん作曲)」
最後にお知らせです。
僕がプロデュース、原案、作詞作曲を手掛ける「ヴァグラント」。詳細は「ヴァグラント」のサイトでお知らせします。
今夜はこの辺で。
いや、まだはじまったばかりだけど、上演しますって報告できるのは嬉しいですね。