こんにちは。訪問介護サービス提供責任者のスタッフkです。
利用者様とお話ししていると、ときどき「えっ!シンクロ?」と思うほど、同じ内容の高齢者ジョークを聞くことがあります。
違う地域に住んでおられ、通っているデイサービスも違うはずなのに、なぜか、同じ時期に同じ内容の高齢者ジョークを聞くことが多いんです。
びっくりしゃっくりやわ!
このセリフって、昔に流行っていたのでしょうか?
同じデイサービスに行っているわけでもないのに、90歳前後の利用者様から立て続けにお聞きします。
テレビ番組を見ているとき
ウトウトしているところに声をかけたとき
「びっくりしゃっくりやわ」
と表情付き。もちろん思いっきり神戸弁で
びっくりしゃっくりルールール♪
と歌に続く派生系?もあります。
前後にどんな会話をしていたかは覚えていないのですが、すごく楽しい雰囲気でした。
何十年経っても、認知症になっても、昔の面白いセリフがパッと出てくる。
その瞬発力に脱帽です。
死んどんか?
訪問介護サービスでは、ケアの一環として、体温や血圧などのバイタルチェックを行うことがあります。
そのときに必要であれば、手首の脈拍をみます。
私:「脈も確認させてくださいね」
利用者様:「こっちの手やな」と片手を差し出してくださる。
しばらく脈拍を探すも見つからない・・・。
利用者様:「もう死んどんか?」
私:「生きてますよー!もうちょっと待ってください」
このやりとり、何回もしました。
年齢を重ねると心臓の鼓動が弱かったり、浮腫があったりして、すぐに脈を見つけられないこともあります。
利用者様に待っていただいているので、ちょっと緊張もします。
そんなときに、すぐに脈を見つけられない私に焦らせないよう配慮して、ユーモアを交えて話しかけて下さっているんだと思います。
優しくて、面白い
高齢になっても、認知機能が低下しても、その方の人柄や培ってきたコミュニケーション能力は活かされることが多いです。
こんなちょっとしたやりとりが、介護職の楽しさでもあります。
優しくて、面白い。
そんな人柄を見習いたいと思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!
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