チェルミー図書ファイル64
 

 
チェルミーは小学生の頃、中学英語の予習として英語塾に通っていました。
 
子どもの脳というのは吸収がはやく、一年間であっという間に中学英語はクリア。
 
「なんだ余裕じゃん」
 
そう思ったていたのは束の間、いざ”英会話”を実践となると頭が真っ白。
 
机上の英語は出来ても、”生きた”英語はまったくのダメダメ状態だったのです・・。
 

原因はリスニング能力

その原因はお粗末なリスニング能力。
 
チェルミーが通っていた塾は、いわゆる普通の学習塾で英会話専門教室ではありませんでした。
 
なので、当時チェルミーがやっていたのは”受験英語”
 
現在文科省が「一番ダメな学習法」としている使えない英語です。
 
もちろん、先生も日本人。そして発音はジャパニーズイングリッシュ。今思うと、この先生の発音はヒドイなんてレベルではありませんでした。危険でした。
 
チェルミーが英語にアレルギーを持ったのは①実際にネイティブと話すとき、②テストのリスニングといった場面。
 
あれ?相手が何を言っているかまったくわからないぞ?というのがキッカケでした。
 
文字にすると簡単な単語の羅列だったり、理解できる範囲の内容なのに、会話になるとどうしても聞き取れない。別な単語を聞いているような気さえする。
 
その時チェルミーは思いました。完全に間違った学習をしていたんだな、と。リスニング能力に大きな欠陥を抱えてしまっている!これはマズイ!なんとかしなきゃ!
 
そこからリスニングに重点を置き勉強するものの・・なかなか上手く行きません。結局何を言っているのかわかりませんでした(笑)
 
色々な学習法を取り入れてみるものの、なかなか自分に合った方法が見つからす・・。
 
そんな中で「これぞ至高」と辿り着いたのが、NHKのラジオ英会話「基礎英語」でした。
 
 

年齢関係なくオススメ

「基礎英語」は年齢関係なく誰にでもオススメ出来ます!用意するのはラジオと毎月のテキストだけですから!
 
レベルも0~3まであり、一応「基礎英語0」が小学生向け、「基礎英語1」が中一レベル、「基礎英語2」が中二レベル、「基礎英語3」が中三レベルとなっています。その他にも「エンジョイ・シンプル・イングリッシュ」や「入門ビジネス英語」「実践ビジネス英語」など様々な種類があります。
 
基礎英語の何がいいかというと・・
 
①自分のレベルに合わせて選べる
②塾や教室より安い
③放送時間に合わせて勉強すればサボらない
 
これらに加え、一年間テキストに登場するキャラクターたちのストーリーを追いながら学習していくのですが、そこがまた楽しい!
 
やり方は簡単。各レッスンのタイトルとイラストを見ながら場面設定をリスニングします。そして簡単な正誤問題に答え、新しく登場した単語や文法の発音練習、簡単なリスニング問題を解いていきます。
 
その後、ストーリーで使用された英文を見ながら、先生が読みあげる英語をよく聞き、日本語訳を確認します。さらに、本日のおさらいとして要となる表現を学習し、応用していきます。
 
最後は、ストーリーの英語を声に出す練習です。ステップ1では先生のあとに続いてリピート、ステップ2ではシャドウイング練習をします。
 
とにかく聞く、話す、聞く、話す!!質問に答える!!
 
耳で聞いて話す作業がもりだくさん、しかも何度もそれを繰り返すので、インプット・アウトプットの量も充実しています。
 
 

毎日聴くが大事

やはり読み・書き・話す・聞くの四技能のバランスが揃って、はじめて言語を理解できる気がします。
 
チェルミーは日本語能力だと話す、聞く、読む、書くの順番でマシかなぁ(笑)
 
英語と限らず言語は、この四技能操れる人こそ読解力もコミュニケーション能力も思考力も高い気がします。もっと言えば賢い人にはユーモアもある。
 
そして、言語マスターにおいて必要なのは「毎日継続すること」「毎日ことばのシャワーを浴びること」
 
チェルミーがいつまでたってもリスニングが苦手だった理由には、圧倒的に聞く量が不足していたからなんですね・・・。
 
でも、「基礎英語」は月~金まで(ほぼ)毎日聴くことになるので、その弱点を克服できました。
 
リスニングは毎日やることが大事!
 
毎日コツコツやる上で「基礎英語」はとても続けやすい学習法です!
 
ラジオは言葉を頼りに情報を拾っていくので想像力も豊かになるし、集中力もアップして本当にオススメ。
 
また、リスニングだけではなくテキストを通して「書く」「読む」「話す」練習も出来るのでありがたいですね。
 
 

多聴多読

「基礎英語」は小学生~中学生向けだけではなく、大人がやってもOKなテキストです。大人ならイッキに1~3をやってみる方法もアリだと思います。
 
継続していけば、1~3とレベルが上がるにつれ、英語スピードもはやくなっていくので、自然とこれまで聞き取れなかった会話が理解できる!なんてこともあると思いますよ。
 
また、チェルミーのリスニング勉強法として「スポーツの実況中継を聞く」なんていうのもありました。映画やドラマを題材に勉強するよりも、スポーツ実況のハイテンショントークの方が面白い題材になります。むしろスポーツの感動には、わからない言葉でも不思議と通じる魔法があります。
 
そして「多聴」と同じくらい大事なのが「多読」です。
 
これは母国語でも同じですが「たくさん文章を読む」ことで脳が鍛えられます。
 

今は色んな洋書が簡単に手に入るので便利音符

 

 

ラダーシリーズはレベルに合わせて読めるので楽しいかも!

 

 

日本語で読んでから英語で読むと理解が楽になります

 

 
レベル1で使用語彙1000語(英検4級程度)、レベル2で1300語(英検3級程度)、レベル3で1600語(英検準2級程度)、レベル4で2000語(英検2級程度)、レベル5は使用語彙の制限なし!
 
レベル1でもアインシュタイン・ストーリーから芥川龍之介まで揃っているので、ぜひ日本語でたくさん本を読んだ後に子どもたちにはチャレンジしてほしいですね。
 
ラダーシリーズで発売中の本はこちらでチェックを↓
 
また、漫画でも多読できます(笑)
 

 

 

 

おわりに

チェルミーの経験からも授業で本格的に英語が始まる前に、英語を耳で慣れておくことはかなり重要です。

 

今日聞いて、今日理解できるものではありませんからね・・。

 

楽器も英語もそうなんですが、毎日やっていないとすぐに出来なくなります。

 

チェルミーは既にどちらもダメダメです(笑)

 

年齢と共にどんどん鈍くなってくる脳のことを考えると、ここで喝を入れて鍛えなおさなければ!と思います。

 

自分への刺激用に。お子さんへの学習用に。何か始めたい方用に。

 

用途はそれぞれ違っても、聞いて読んで楽しむ言葉を学ぶ紹介でした。

 

 

お試し用

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