おはようございます!
ポンコツ夫(ポンさん)の妻、おこめです。
昔の日記を取り出して、ポンさんとのこれまでをシリーズにして書いています。
26歳でポンさんと再会しました。
ちょっとはクソっぷりがマシになってるかと思いきや、そうでもありませんでした。
ポン「また会ってよ」
わたし「う〜ん、わたしも新しい生活で忙しいからさ、余裕ないんだよね〜」
ポン「それ、昔俺が言ったやつ!」
わたし「あ、わかった?」
それからもポンさんとは時々食事に行ったり、遊びに行ったりしてるうちに27歳になりました。
半年と決めていた充電期間の終わり、わたしは妹2人と過ごしたマンションを引っ越すことにしました。
一時期ニートになっていた2人も就職し、自立する準備は出来ていました。
ポンさんから電話が掛かってきたときに引っ越す話をすると、一緒に住もうと本気なトーンで言われました。
数時間後、あれはやっぱなし!ウチは事務所だから!と連絡があってなんじゃそりゃとなった。
ポンさんが住んでいるのは自宅兼事務所のマンションで、そこで元カノと同棲していたらしい。
一緒に住もうと言われたときは、わたしとのこと真剣に考えてくれるのかもとヌカ喜びした。
引越して、心機一転!
半年の充電でハゲも治って、社会復帰のタイミングだと思いました。
前職では、技術屋の一方で営業職的な側面もあったので、少しでも経験のある営業職に可能性を感じて探していました。
たまたまハローワークに求人情報を見に行ったときに保険会社の所長だという人に声を掛けられました。
入社後分かるのですが、その保険会社ではスカウトするとその人の功績としてカウントされ、2人以上のスカウト成功で所長になることができ給料に反映されていました。
スカウトした人とスカウトされた人は、同じグループになります。
わたしが入社したとき、グループにいたのは所長と後に登場するT川さんの2人でした。
(少なくとも1人以上何かしらの原因で辞めていることになります)
T川さんは何百人といる支社全体の成績でトップに君臨するような人で、グループの稼ぎ頭でもありましたが1人は1人。
2人ではグループの体を成していないので、一定の期間のうちに3人目をスカウトしないと所長の地位&給料が脅かされるので、所長も必死だったようです。
その後、その所長や更に上役からも色々と話を聞いて、心身ともに辛いときに保険があると少しだけ救われるんじゃないかと思い、保険外交員になることを決めました。
家族や友人の反応は様々でした。
飛び込みで開拓していくつもりであること、もし何か保険を考えることがあれば良いのを紹介できるかもしれないから相談してね、付き合いで契約とかはしなくて良いからねと伝えました。
数ヶ月研修を受け、各種保険取扱者の資格を取りました。
FP3級に合格し、2級も勉強をはじめました。
営業先を開拓して通い詰め、お客さんと少しずつ関係を築いていくと、
「おこめちゃん油売ってないで、保険売りなよ」とお客さんに冗談言われるくらいになりました。
ポツポツとわたしに「何かいいのあったら紹介して」と言ってくれる方もあり、家庭のことや将来の夢、不安からお客さんのニードを割り出し商品を紹介していきました。
紹介した保険を契約してくれる人も現れて、恵まれていたと思います。
断られる商売だと思っているので、契約に至らなくても凹まなかった。
そんなわたしの仕事ぶりを見て、近づいてくる人物がありました。
T川「おこめちゃん頑張ってるね。今度得意先に行くんだけど、おこめちゃん同行してよ!合いそうだったら、その得意先譲ってもいいよ」
わたし「ありがとうございます!勉強させてください!」
T川さんの基盤だという〇〇会社(サバンナ)に同行した。そこは大きな会社で多くの保険外交員がいた。
許可を得ると、休憩室に出入り出来たので休憩中の社員に話し掛けてアピールするチャンスがあった。
1社1人までのところをT川さんが引き継ぎの挨拶をして、えっ?!今日見学するだけじゃなかったの?!と思いながら、足を踏み入れた。
もうそこはT川さんのお客様ばかりだった。
後に分かることだが、支社でもトップセールスを誇るT川さんは、ハイエナの異名でも有名人だった。
T川さんがハイエナしたお客さんを、わたしがハイエナできるわけないじゃん!
聞くと、この得意先自体も先輩外交員からハイエナしたものらしい。
ハイエナし尽くして、見込みの客がいないからおこめに譲りたいということらしかった。
ハイエナ、ハイエナ言いすぎて息切れしそう…
こうして大きな得意先を譲られたけど、わたしはこのサバンナやポンさんとのことがあって、2年目に転職を考えることになる…。

