諏訪地方のお盆に行われる大きなイベントが、ことごとく中止になってしまいました。新型コロナウイルスの影響とはいえ、今年の諏訪地方はかなり寂しいお盆になるでしょう。もしかすると、県をまたいだ外出自粛が継続されるかもしれません。
最大のイベントは、諏訪湖祭花火大会です。毎年50万人の観衆(主催者発表)で埋まり、諏訪湖ならではの「水上スターマイン」など全国的にも知名度の高い花火。地元ケーブルテレビでも生中継され、毎年自宅で観覧していましただけに残念です。
岡谷市では、太鼓祭りと灯ろう流し・花火大会が中止になりました。太鼓祭りは、200人を超える太鼓の打ち手が競演する「そろい打ち」が見どころで、自宅にいてもその音が聞こえてくるほどの迫力です。灯ろう流しもお盆最後の風物詩なので、やはり残念でなりません。
イベントに関わる多くの人たちの無念さは察して余りありますし、観光や飲食業界への打撃も避けられません。ただ、各イベントともに長年蓄積されてきた課題を抱えており、中止によって検討・協議する時間ができたわけですから、次に生かしてほしいと思います。