見慣れた道に戻って来た。
明らかにさっきのことを気にしている様子の健は手を繋いでいるのに少し距離を感じる。

気にしいだからなー。




ギュッギュッと手を握る。





健の視線を感じながらもそれを繰り返す。






「なぁ、健

あんま気にすんなよ。色々と」




健と目を合わす。




「え?」



「俺だけを見ろよ」



「…ごう?」




「お前は、誰にも渡さない


誰にも譲らねーよ」






さっきは咄嗟に言えなかった言葉、
今はすんなり言える。


遠慮なんてしてるつもりなかったけど
俺がどうこうしたって
結局決めるのは健だって思ってた部分があった。


けどやめる。









「健、俺だけ見ろ」










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お久しぶりです!
最近すこーし忙しくしておりましたもやもや
それがやっと落ち着いてきたので
更新再開です、!

よろしくお願い致しますアセアセ