映画「A Street Cat Named Bob」 | フリーアナウンサー佐藤 ゆかりの 私のニッポン、私のイギリス

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イギリス留学を経て2002年より、在英。暮らしてみて見えてきた私のイギリス、そして、そこから見えてきた私のニッポン。目に留まったこと、ココロに触れたこと、綴ってみます。よろしかったら、JOIN ME!(記事、写真等の転載はご遠慮下さい)

お久しぶりです。

遅くなりましたが、映画「A Street Cat Named Bob」のお話です。

映画は バスカー(路上演奏家)であり、ホームレスだったジェームズさんが

ロンドンの観光スポット「コヴェントガーデン(Covent Garden)」のここ、ジェームズストリート(James Street)の一角で演奏しているところから始まります。

(ジェームズさんと同じ名前のジェームズストリートと呼ばれているとはなんという偶然。)

 

こんな爽やかな青空の日ではなく、雨が降る寒そうな夜です。冒頭の数分で路上に暮らすということがどういうことなのかよく描写されていて胸が痛かった・・・。

 

コヴェントガーデンの地下鉄駅。この界隈は映画の舞台です。

私が4、5年前にジェームズさんとボブを見かけたのがこの辺り、

 

「ニールストリート」。

 

コヴェントガーデンのマーケットの隣、セント・ポールズ教会前の広場はラストシーンで登場。

この日も大道芸人の方がパフォーマンスをして人々を笑わせていました。ストリートパフォーマンスをする方々が常にいらっしゃって訪れる人を楽しませています。

 

主人公のボブは実在の猫、ボブが演じて?いて、ジェームズさんを演じているのはイギリスの俳優、 ルーク トレッダウゥイ(Luke Treadaway)。

 

先日、美容室(日本人の美容師さん)に行った時、「ジェームズさん役のキャスティングはぴったりだったよね」と共感、この物語の話で盛り上がりました。本で読んでから見ても作品に違和感なく、ルーク トレッダウゥイさんも好演されていたと思います。

 

たぶん、映画と本を比べることは邪道なのかもしれません。

確かに幾分異なるところはあります。1時間半ほどの間でスパッとわかりやすく映像を通して見せるのと、自分自身の想像力を働かせながら時間をかけて本を読むのとは比較できないものなのではと思いました。

 

映画ではジェームズさんとボブの友情とも言うべき絆を中心に描かれていましたし、

本ではそれに加えて路上で生きるということ、そういう人達がどう感じているのか、そうなってしまった背景など、考えさせられることがもっと深く描かれています。

そして、ジェームズさんのいう「誰でもセカンドチャンスに値する」いうメッセージは本により濃く刻まれていると思います。

 

映画も本もおすすめです。(既に本を読まれた方も多いと思いますが)

猫ブームの日本でもきっと近い将来公開されるのでは。

 

うーん、今日は語ってしまった・・・。最後まで読んでくれてありがとう。

 

佐藤 ゆかりでした。