先日までボクが苦しんでいた、

ギランバレー症候群

という疾患について書いておこうと思います。


まず、この疾患は、分類でいうと、

神経内科になります。


理由はわかりませんが、

神経内科、というと

心療内科と勘違いしている人がちらほらいましたが、、


違います。


ギランバレー症候群は、簡単に言うと、

自分の免疫機能が間違えて自分の神経を攻撃してしまう。

というものらしいです。

どこの神経を攻撃するのかはケースバイケースのようです。

発症率や原因の特定の難しさなどから、

難病とされているみたいです。




参考までに

ボクの症状の流れを記すと、





1日目 発症

軽いめまい(複視)、左目の奥の痛み、左手の痺れ。
(最初は、寝すぎたかな?程度でした。)


2~4日目
強めのめまい(複視)、左目の奥の痛み、左手の痺れ。


5~8日目
強烈なめまい(複視)、両目の奥の痛み、左手の痺れ。

・歩行が困難になる
・明らかに眼筋に麻痺がある
・耳鼻科受診するも、平衡機能に問題なし
めまい薬出されるも、まったく効かず
・眼科受診するも、眼球そのものには異常なし(ちなみに視力は1.2と1.0でした)
・クリニックの内科受診すると、多発性硬化症の可能性を示唆される。
点滴でめまい感が少し緩和する。

めまい感が緩和したところで、

複視が出てることをはっきりと認識できました。
主症状が
めまい、というより複視の方ではないかと。


9~10日目 入院
強いめまい(複視)、目を動かすと痛む、左手の痺れ。

・神経内科受診。
耳鼻科、眼科問題なく、MRIも異常なし、
とした上で、
神経内科的診察。
・腱反射なし
・筋電図の数値低め
・髄液検査で細胞数増えず蛋白の増加が見られた
ため、神経が傷ついてることが確定。
ギランバレー症候群の疑い、ということで、即入院決定。
なにより、歩けもしないので一人暮らしを営むのが困難だから、ということでした。

血液検査や増影剤投与の上のMRIなど、さらに検査を重ねる。


11~13日目 入院中
軽いめまい(複視)、眼筋の軽い麻痺、両手の触覚に軽い麻痺

めまい感は軽減したものの、複視がひどく、文字は上手く読めず、文字を書いたりスマホを打つのも困難。

・点滴治療開始
免疫グロブリンというのを大量投与する治療法のようです。1日5時間の点滴をしました。


14~17日目 入院中
複視、眼筋の軽い麻痺

・5日間の点滴が終了
点滴の効果か、手の痺れはとれて、病棟内なら眼帯をすればほぼ普段通りに動ける、、と思ってました。



18日目 退院
複視、眼筋の軽い麻痺

病棟内では無敵(笑)と思ってましたが、
外の世界に出ると、、震えました。

情報量が格段に多く、動きが悪い目では処理しきれませんでした。
眼帯をしても、健康な状態で片目を閉じた状態とは全く異なり、景色がコマ送りのように見えました。
買い物をしようにも、どこに何があるのか見つけるのが難しかったです。


19~29日 自宅療養
複視
徐々にですが複視の状態が軽くなり、二重に見えている二重の距離が近くなってきました。
また、症状に波が出るようになりました。
つまり、かなり調子がいい時間もあるようになってきました。


30日目~ 発症前の生活サイクルに復帰



そして現在に至る。






といった感じです。



早期に発見、治療してもらえたため、割りと軽い症状で済んだのではないか、

と思っています。




それにしても、入院前、入院中、復帰後と、人の優しさに触れました。
みんなほんとに心配してくれたし、優しくしてくれました。


ボクはどちらかというと強がりだと思うので、
入院した瞬間に

「入院なう」

とか言うタイプでもないし、

今回も、死ぬような病ではないのでまぁSNSでちょろっと言おう、くらいの気持ちでいたのですが、、


「言ってくれよ!」

という友達の声があり、

なんだか嬉しかったです。




また、今回の治療に使われた

免疫グロブリン

ですが、ボク調べによると、
まとまった量を精製するにはかなりの人数の献血が必要、とのことでした。

もともと年1~2回くらいは献血してるボクですが、また行こうと思います。


ということで、

ボクが患ったギランバレー症候群についての備忘録でした。