図書館で借りていた本、ようやく読み終わりました。
すごくおもろかったです。
命をいただき、今ここに生をうけている。
そういうことわかっているようでわかっていない。
毎日、綺麗にトレーにのせられたお肉やお野菜を料理していただく。
スーパーに商品として並ぶ食べ物。
生きていくために命をいただいている。
でも、その実感を感じてはいない。
ベジタリアンですと言う人がいるが、
じゃあベジタリアンは命をいただいてないのか。
いえ、野菜やお米も命あるもの。
あやめていません、というのとではない。
命をいただいているということ。
筆者が猟師をしはじめた目的は、
田畑を荒らすと問題になっている猪などを
減らそうということだったのですが、
それもそもそもは、
人間が勝手に動植物を操作しているからである。
この本は深い。
色んなことを考えさせてくれる。
鴨猟、稲作、罠で猪をつかまえる罠師にもなり、
命を手にすることってとっても大変なことなんだと。
人と人とのほんとうのつながり、
お金でつながるのでない関係。
面白かった。
あと、この本も読みおわりました。
ゴリラを研究している方と、シジュウカラを研究している方の対談。
動物たちの心、言葉がわかる本。
マニアックでめちゃ面白い。
結局この本も現代社会の問題にまでおよんでいて、
人は本来は言葉のコミュニケーションよりも視覚的なコミュニケーションに頼っていたそう。
しかし、今は言語に依存することで、非言語的なコミュニケーションを認識しづらくなっている。
そして、
話し言葉よりも書き言葉でのコミュニケーションも増えつつあり、そういう問題も考えることも必要かもしれません。