「不登校はギフト」なんて、最初は信じられなかった。
「不登校はギフトです。」
そんな言葉を耳にするたび、私は心の中でつぶやいていました。
「…負け惜しみじゃない?」
「そう思いたいだけでしょ?」
正直、本当にそう思っていました。
私は、長男の再登校に寄り添うために、仕事を辞めました。
小学校教員として20年間働いてきた私にとって、それは大きな決断でした。
でも、不思議と後悔はありませんでした。
むしろ、「やりきった」という感覚の方が強かったんです。
長男の不登校をきっかけに、私は心理学を学びはじめました。
そして、これまでの職歴や経験を活かして、
経済的にも自立した新しい道を歩んでいきたいと、自然に思うようになりました。
「私にできることはなんだろう…」
「私だからこそ、力になれる人がきっといる…」
そう信じて、自分に問い続ける日々でした。
そんな中、SNSを眺めていると、あるインスタ投稿が目に留まりました。
「渡り鳥ライフ」?
聞いたこともない言葉。
調べていくうちに、「移住をしながら働く人がいる」ことを知りました。
私の中で、移住という言葉は、ずっと“芸能人だけのもの”のような感覚でした。
でも、その投稿に出てきた人は、明るくて元気で、はきはきしていて、
なんだか信じられる人だなあ…と感じました。
「この人になら、私の“できること”を見つけてもらえるかもしれない」
そんな直感に背中を押され、私は今の師匠の門下生になり、起業という道へ進むことを決めたのです。
気づけば今、私はこう言えるようになっていました。
「不登校はギフトだった。」
長男がいなければ、私はきっと定年まで同じ道を歩んでいたと思います。
でも、彼は自分の身体を使って、私に「違う人生の選択肢」を見せてくれた。
本当にそう思います。
長男へ、心からありがとう。
あなたの存在が、私に新しい生き方を教えてくれました。
そして、「自分の人生を生きる」という覚悟を、私にくれました。