都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てたブログです

 

ひさしぶりの更新です。

 

最近はもっぱら実家の建て直しについてあれこれ考えていました。

 

が、もちろん自分の家のことではないですし、お金を出すのも高齢の父なので、どこまで意見を言っていいか難しいところです(さらに、どこまでブログで公開していいかも難しい・・・)。

 

 

間取りの原案について、父は完全なカタギの人間なので、どんな家を建てたらいいのかを考えるのは難しそうでした。なので私が図面を引いたものを渡して参考にしてもらうことを提案しました。

 

それから1か月。

2回目の打ち合わせが済んで、間取りプランができたとのことで見せてもらったのですが。

 

おやおや??

 

いちおう、私の図面をもとに間取りを書いてもらったようではあるのですが、どういう経緯かそこそこの改変が加えられています。

 

なんとなく意図がわかる修正点もあるのですが、なぜここを変えた?という点も少なくありません。しかし、建築に詳しいはずがない父を介してでは、なぜこのような変更が加えられたかがわからず・・・

 

これは一度、直接設計士さんの話を聞いてみようと思い、

 

そして今回、ようやくスケジュールがあったので、3回目の打ち合わせに参加してきました。

 

 

 

このショールームの写真でどこのハウスメーカーかわかったあなたは注文住宅マニアと認定!

 

 

どんなことが気になったか?

 

例えば・・・

洗面所、バスルームの図面。

私が気になったのはここ。

 

もともと私が提案したものは、扉が洗面所側にあり、開き戸になっていました。

一方、設計士さんは、扉を洗濯機スペースの前に移動させ、引き戸にしているのですね。

 

洗面所が狭いので引き戸のほうがいいのでは?という意図なら理解できるのですが、

 

この位置関係だと

洗面所の照明のスイッチを設置する場所が微妙

なように思うのです。

 

イメージしてみます。

扉を引いて洗面所の中に入り、さて電気のスイッチをつけようとします。

どこにスイッチがあったら便利ですか?

たぶん、引き手の近くにあるのが一番効率が良いはずです。

 

自説:照明のスイッチは、ドアノブ側の直近の壁が原則!

 

(SUUMO 片引き戸とは? より)

 

ところが洗面室に入ってすぐ右手はバスルームのドアがあります。手前の右手にはトイレのドアがあります。引手側にはスイッチをつけられません。

 

なんとか扉のそばにつけるとすれば、洗面所の外の廊下の壁に、引手と反対側につけるしかありません。しかし、それだと照明をつけて洗面所に入るまでの動作が大きくなるので微妙なのです。

 

(設計士)「洗濯機スペース横の壁につけるのはどうですか?」

 

いや、それはさらにどうかと思いますが・・・

扉を開け、暗い洗面室の奥に1メートルほど入り込まないと照明がつかないのって、なかなかのストレスだと思うのですよ。

 

 

で、こうしたやりとりから自分が感じたのは、父の担当の設計士さんは、それほど広くない家に、リクエストされた間取りをはめることを意識するあまりに、窓やコンセントやスイッチの位置だとか、そのあたりまでは意識してないのだろうなと。それは電気設備の打ち合わせで決めることですから、と。

 

でも、いったんプランが決まってしまうと、いざ「電気のスイッチをつける場所がない!」と気づいたところでどうしようもないのです。やっぱり、間取りを作る時点でこうした設備まで考えておくべきだと思うんですよね・・・

 

 

建築物として成立させることと、住みやすい(そしてカッコいい)家を完成させることは別なんだぜ!

 

 

ちなみに肝心の父はというと

「さすがだね、建築士さんの言うことを聞いていればいい家が建ちそうだね!!」

って感じ。

 

うわー!

俺のモヤモヤが1ミリも伝わってない!!