都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てたブログです

 

仕事やら育児やらで忙しい毎日を過ごしており、最近はテレビもマンガもほとんど見ない暮らしを送っていまして・・・

 

あまりアンテナを張れずにいたせいで、発刊されたのを見落としていた

 

一級建築士矩子の設計思考の3巻

 

をようやく買ってきました。

 

 

建築好き+酒好き+大飯食らい、という私に向けて書かれているのではないかと思うような、お気に入りのマンガです。作者の鬼ノ仁氏が実際に一級建築士だけあり、建築業に携わる人の目線で描かれたエピソードがちょくちょく盛り込まれているのが興味深いということもありますが、お仕事系のマンガとしてストーリーを追うだけでもちゃんと楽しめます。

 

建築家・原広司氏による京都駅やら梅田スカイビルやらの作品のエピソードを読むと、自分にはこういう発想で家を作ることは到底無理だと思うのです。私もいちおう理系の端くれ、がんばれば大学で建築学を学び構造計算とかのトレーニングを受け家を建てるくらいまでなら、まだ目標に掲げられたかもと思うのですが・・・いかんせん自由な発想とかデザインとか、ゼロイチで物を作りだす創造力は持ち合わせてないのですよね。そしてこうした観点で建築を見ているあたりに、矩子の(もしくは作者の)建築家らしさが出ています。

 

(一級建築士矩子の設計思考 3巻 第19話 より)

 

建築家ってカッコイイ仕事だな!

 

もちろんカッコイイだけの仕事ではないでしょうけど・・・

 

 

(一級建築士矩子の設計思考 3巻 第18話 より)

 

あと、出てくるメシがどれも美味そうなのもいいです。基本的にはだいたいどれも実在の店のようで、週末にでも亀戸まで飲みに行きたいと思わせてくれるんです。

 

 

そこまで建築どっぷりのストーリーではないので、建築ガチ勢?の方には物足りなさもあるかもしれませんが、各話読み切りで小難しい展開もないので、建築に興味を持つ人なら気軽に楽しめると思います。googleブックスなら試し読みもできるので良ければご覧ください。