都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てるブログです

 

引き込み戸を気に入り、洗面所と脱衣所の間の仕切りに採用したという話の続きです。

 

前回の話の通り、引き込み戸は引き戸以上にメリットのある扉ではあるのですが、いいことばかりではないのです。

 

まず一つ目は

引き込み戸の戸袋、壁薄いぞ問題

 

普通の壁の厚さのスペースに扉を格納するわけなので、

その両サイドの戸袋は、必然的に壁を薄くしないといけません。

 

タオルハンガーをつける程度であれば簡単な補強で対応できそうですが、電気のスイッチなどは壁をふかさないと難しいようです。

 

実際、我が家の間取りでも、物入の扉は戸袋に直接ついているわけではなく、戸袋から少し出っ張った柱の部分に取り付けられているのが図からわかるかと思います。

 

 

もう一つの問題は

戸袋の中に入ったもの、取り出すのに苦労するぞ問題

 

扉と戸袋のすき間には、薄いものであれば入ってしまいます。ちょうど、電車のドアに手荷物を引き込まれるようなイメージです。

 

ところが戸袋は基本的に解放できない構造になっています。扉が邪魔で戸袋の中には手が入らないんですね。

 

つまり、中に入ってしまうと、ドアを取り外さない限り取り出す手段がないという問題があるのです。

 

異物は入れないように注意することができたとしても、ホコリや小さなゴミが入るのは防ぎようがありません。掃除しにくいというのは厄介な問題です。

 

 

それでは簡単にドアを外せるかというと、そういうわけでもないのです。

 

3番目の問題は

引き込み戸、メンテナンス難しいぞ問題

です。

 

メンテナンスが必要な場合、メーカーにもよりますが

レールを外すなどの作業が必要となることが多く、

自分で簡単にできるものではないようです。

(もっとも、そんな簡単に扉が外れたら実用的ではないので仕方がない、ということはありますが)

 

 

こうした問題点はあるのですが、それでも引き込み戸を採用したのには、ある作戦を思いついたからです。

 

その作戦については、次回の記事で書きたいと思います。