都内に買った狭小、変形、傾斜の三拍子そろった悪条件の土地に、工藤建設の注文住宅を建てるブログです

 

限られた予算で造作洗面台を作りたい、という話の続きです。

 

 

まず新居の洗面台ですが・・・

  • 幅130cm、背面の壁に段差あり
  • 床上に排水管あり

という、既製品だとわりと対応しにくそうな条件が課せられています。

 

まず背面の壁の段差ですが、以前にキッチンの記事で紹介したように、我が家は冷蔵庫の奥行きに合わせて家の外壁を変形させました。

 

 

同じように地階の外壁も変形させる必要があり、結果的に我が家の洗面室は下の図の赤線で囲まれたいびつな形をしています。

 

 

つまり、洗面台はこの形に合わせて作らなければいけないのです。

 

 

次いで排水管の話です。これも以前記事にしましたが、地下を掘るコストを節約するために床上にトイレからの排水管を通していました。※1

 

 

ちょうど洗面台のカウンター下を横切るように排水管が通ることになります。

 

既製品の洗面台の中に排水管を貫通させるのはあまり現実的ではないですよね。

 

 

この悪条件をクリアするように、私から下のような造作洗面台を提案しました。

 

この自作の図は工藤建設の担当さんに提出したものです(一部修正してます)。字が細かくて見にくいですが、だいたいこんなことを書いています。

 

  • スペースと予算の都合で1ボウルとし、カウンター左手にボウルを設置します。
 
  • ボウル下は収納としますが、引き出しを造作するとコストが高くなるので、可能なら扉を付ける、難しければオープンのままでいいことにしました。そしてこの収納の下部に配管スペースを作ります。
 
  • カウンター右側は(以前書いたように)段差で壁が奥に引っ込んでいる部分があるため、排水管もこの飛び出したスペースを通します。さらにミラー背面の収納もこの出っ張りに組み込みます。
 
  • カウンターの右側にはドライヤーやメイクのためのスペースとしてコンセントを設置します。またその下には踏み台や椅子を入れられる空間を設けます。

 

これを工藤建設の担当さんと設計士さんに見せて、こんな感じで造作したいと説明したところ、予算内でいけるんじゃないかとのお返事が!

 

ということで、これをもとに提案をより具体化させていきます。

 

 

 

※1 以前記事にした通り、結果的にはこの洗面所内の段差は床を数センチ高くすることで解消されています。