管理者になり、ずっと現場一筋で
経営など頭になかった事が輪をかけて
襲ってくる。


慣れれば、大丈夫と自分に言い聞かせて
現場、経営に頑張る日々。



でも、段々と経営者の考えが見えてくる。


管理者となれば、密に経営者とも話す機会
が増える。



経営者の考えと現場職員の考えは
視点が違うのは分かる


でも…


余りに酷い



職員をコマ以下に見てる
給料払ってるんだから過酷でも働け
認知症の方をバカにした発言


そんな発言が多々聞かれる様になり


私は現場職員、入居者さんを守る為に
戦いましたが



うちの経営者は誰に何意見してるんや!



と、怒られる始末



そんな、やり取りに軽く鬱的になりました



公的な所に相談



今時、水戸黄門的なオレ様的な職場は
経営は難しい時代だと、病気になる前に
そんな職場は辞めた方がいいと
いつか、職員さんも気付いて辞めていく
だろう。その経営者は自分で頭打たないと
分からないと。



その通りだと思い
私は間違ってなかった、分かってくれる人
がちゃんといると嬉しく思った。



正直、この施設で管理者してても
何かあっても、経営者は守ってくれない



コイツらが悪い!
と私、職員を真っ先に突き出すだろう…



そう思うと怖ささえ覚え出した。



そんな中、愛犬の突然の死
ペットロスになりました





数ヶ月後に叔父叔母の突然の死




人の命、人生とは何なのか
ネット、本を読み漁りました。



自分の精神を救ってもらう物を
探してたのだと思います。



が…



自分を責めました
仕事の忙しさから周りが見えてなかった
んです。



家族を犠牲にしてまで、この仕事に
しがみつく意味があるのか



愛犬、叔父叔母が命を張って私に
考えさせてくれたのかもと思いました。



そこから、自分で辞める段取りを組み
始めました。



仕事の振り分け、引き継ぎ的な事を
ん?と悟られない様にしていきました。



段取りが出来た時




退職の話を持っていく




バカか!誰が認めるか!



と受け入れてもらえない。



そこで、今以上にこの施設にいる恐怖
さえ覚えた。




どうやって辞めようかばかり考える日。



半鬱的になりながら働きました。




何とか無事退職。



長かった…
振り返れば夢見て介護の世界に入り
10年でした。



つづく。