なかなか刺激的なタイトルですよね

私達女性からすれば、「どうして私の話を
ちゃんと聞いてくれないの」と言いたいのに。

でも、読んでみると、女の私でも「うん、なるほど
と思うシチュエーションがたくさんありました。

「そうか、男の人って、そういう風に思うんだ。」
って、目からうろこの話があって、面白かったです。

男性向けに書かれた本ですけれど、女性が読んでも
自分たちの思考回路を理解できて、興味深いですよ

妻の相談に乗ってはいけない 織田 隼人著
学研新書 2009

夫婦ゲンカのとき、すぐに謝ってはいけないとか、
妻がつらいとき、応援してはいけないとか、
様々な夫婦間の出来事を想定して書かれています。

どれも、女性と男性の考え方や感じ方の違いを
的確に捉えていて、とても面白いです

私がお笑い芸人なら、絶対にネタにしたくなるような
お話ばかりです

特に私がお気に入りの話は
「男らしく決断してはいけない」というもの。

夫婦で買い物に行くと、大抵妻が夫に言うセリフ
「ねえ、あなた。どっちが似合うと思う

これに、夫たるもの真剣に考えて決断しては
いけないと言うのです

妻は、すでに心のなかで「こっちにしようかな」と
思っている。ただ、その判断の背中をそっと
押して欲しいだけなのです。

だから、この場合のベストアンサーは
「君はどっちが似合うと思っているの

そして、妻が口にした方を「僕もそっちが良いと
思っていたよ」と肯定すれば一番平和だと
書いてあります。

これ読んで、思わず笑いましたねそうそう、
女の人って、大抵答えはもう出しているのに、
人の意見を聞きたがる。

そのくせ、自分の思っている方を選んでくれないと
「アナタって私のことがちっともわかっていないのね
と、夫を責めることになる。

ダンナさんにしてみれば、真面目に考えて上げたのに
かえって叱られる羽目に会うのですから、いい迷惑ですよね

くれぐれも、世のダンナ様の皆さん、自分で判断しては
いけませんよ。

男の沽券にかかわるなんて考えは捨てましょう

それが、家庭の平和、ひいては世界の平和に
つながります

熟年離婚が怖いそこのアナタ
この本をよく読んで、女性心理を学んでくださいね