ちょっと前の話になりますが、紅白歌合戦
で、美輪明宏さんの「ヨイトマケの歌」を
お聞きになりましたか?

私達の年代では、以前にも聞いたことがありますが、
若い方たちには衝撃が走ったようですね

ネット上で話題になったと、美輪さんご自身がテレビ
お話していらっしゃいました。

私は、美輪明宏さんの大ファンで、美輪さんの著書は
ほとんど読んでいるつもりです。

今回おすすめする本は、随分前に出た本で、久しぶりに
読み返しました。書店には無いかもしれませんから、
古書店で探してみて下さい。

ほほえみの首飾り 美輪明宏 著 水書坊 1989

美輪さんが南無の会という仏教の宗派を超えた勉強会で
講演なさった「辻説法」をまとめて収録した本です。

美輪さんが、その後に出版された本でも繰り返し
お話されている、生き方の原点のようなお話が
たくさん載っています

「銀巴里」で歌を歌い始めた頃のお話や、戦争中の軍人の
横暴のお話や、戦後間もない頃のお話など、今の若い方
たちには是非知っておいてほしいお話が満載です

「この世の中を上手に生きるにはほほえみ以外にはない」
「問題を情念では考えない。常に理性的であれ」

人生を生きていく上で、糧となる言葉が散りばめられています

ご自分の人生を、あらゆる差別と偏見との闘いだったと
おっしゃる美輪さんの、力強く温かい言葉に、酔いしれて下さい。

きっと明日からまた頑張って生きていこうという、
勇気が湧いてきます