子供の頃、「若草物語」のジョーにあこがれて、
小説家を目指したこともありました。

そんな訳で、手にとったのがこの本です。

「売れる作家の全技術 デビューだけで満足しては
いけない」 大沢在昌著 角川書店 2012

今さら小説家を目指すわけではないのに、なぜか
読み出したら止まらない本でした。

その理由は、どんな職業であれ、特に自営業は、
「なるよりもあり続けるほうがはるかに難しい」と
いうことを、実感しているからです。

プロの作家は、自分の稼ぎで家族を養って、子供を
学校に行かせられなければ、プロとは言えない。

そういう厳しい視点に立って書かれた実践的な本なので、
いたるところで身につまされました。

自分は、まだ、行政書士の報酬だけでは、生活できないし、
収入も不安定です。

行政書士にはなったけれど、このまま行政書士であり
続けることが出来るかは、ここからの頑張り次第です。

小説家は、毎日枚数を決めて必ず書くようにしないと、
プロにはなれないと書いてありました。

どんな職業でも、見えない所での地道な努力が無ければ
大成しないのだとしみじみ思いました。

私も、せっかく行政書士になったのだから、一人でも
多くのお客様に遺言の大切さを知っていただけるように、
地道な宣伝活動を頑張ろうと、決意を新たにしました。

小説家を目指している方、具体的な添削内容まで書いて
ありますから、絶対勉強になりますよ。この本はお勧めです。