前にアンドリュー・カーネギーの本をご紹介しましたが、
今回は、デール・カーネギーの本です。

デール・カーネギーは、1888年アメリカ、ミズーリ州生まれ
今から100年以上前に生まれた方ですが、最近とても人気が
あります。

書店では、デール・カーネギーの本がとても沢山置いてあります。
特に「道は開ける」「人を動かす」「名言集」の3冊が文庫版に
なって、箱入りで売っているので、初めてカーネギーの本を
読む方には、廉価でお勧めです

カーネギー 心を動かす話し方 デール・カーネギー著
田中 融二訳 2006 ダイヤモンド社

この本は、以前買って読んだのですが、最近人前で話す機会が
多くなったので、改めて読み返してみました

カーネギーの本の素晴らしい所は、実例がほとんどだと言うことです

人間というのは、いくら理屈でわかっても、なかなか自分のものに
することが難しい動物です

ですから、普通の「話し方」の本ですと、結局読んではみたものの、
「あまり身に付かなかった」という事が多いでしょう

しかし、この本には、ありとあらゆる階層の人々の、あらゆる場面
での実例が書かれています。

まるで、自分の目の前で、その情景が繰り広げられているような
錯覚を覚えるほどです

ですから、「うーん、納得」と思える箇所がたくさんあります。

コミュニケーション能力が不足していると言われている若者から、
自分のことしか話さないといつも言われる中年のおば様まで、
ほんのちょっとした事に気づくだけで、聞き手の心に響く話し方を
身に付けることができます

私も、この本に書かれていることに注意して、自分のセミナーの
原稿をいつもブラッシュアップしています。

ちょっと人前で話すのが苦手なあなた
いつもプレゼンがいまいちだと言われているあなた
なぜか、町内の役員を受けてしまって、挨拶をしなければ
ならなくなったあなた

カーネギーがあなたに話し方の極意を教えてくれますよ