平和安全法制に思う
「ともに笑う あなたと!」
皆様、こんにちは。
宮川典子です。
ブログを書くのはとても久しぶりです。
今日はどうしても伝えたいことがあり、更新します。
昨日、平和安全法制が衆議院特別委員会にて可決されました。
私はこの特別委員会の委員になりたい、と自ら志願しました。
そして、委員となり、この2ヶ月間、力を尽くしてきたつもりです。
ミニ集会や街頭演説を繰り返す中で、
「中身がよくわかってよかった。頑張って成立させて!」と
皆様からお励ましの言葉に勇気をいただいていました。
委員を志願した理由は、いくつかあります。
とても重要な法案について、審議をこの目で確かめたかったから。
子や孫をしっかり守れる法案であるかを自分で見極めたかったから。
子供たちに誤った情報が流れないように、教育者の視点を忘れず
この法案について教育の場で正しく伝えられるようにしたかったから。
国際的に認められている「集団的自衛権」とは一線を画す、
わが国独自の「限定的集団的自衛権」について
国際的な理解がなければならないからこその国際教育の重要性を
一人の委員としてしっかりと訴えていきたかったから。
今目の前にいる子供たちを、そして未来生まれくる子供たちを
傷つけずに守れる国であり続けなければならない―。
そのために、私自身が審議の場にいる必要があると
考えたからに他なりません。
今回の平和安全法制の重要な点について、
特に3点に絞って皆様にご説明してきました。
①この法案は「危機管理法案」であるということ
極めて低い可能性ではありますが、万が一に有事が起きた時に
この法律がないと日本は自衛の措置すらできなくなる。
そんな緊急事態に備えて、今、危機管理のための法律をつくる。
それが第一義であると、私は考えます。
②「一国平和主義」が通用しない安全保障体制に入ったこと
アメリカの一強体制は、もうすでに右肩下がりであることは明白。
そして、国際情勢や安全保障情勢が急激な変化を見せる中、
日本だけが素知らぬふりをしていて
他国にだけ苦労をさせるのでは同盟関係さえも危うくなる。
日本を守ってくれる国に対して、日本の憲法上許される範囲で
”サポート”できる環境整備をすることは必須だと思います。
③日本のあり方を真に理解する友好国とのネットワークの必要性
今回の平和安全法制は、「限定的」な集団的自衛権を認めるもの。
しかし、この「限定的」が国際的に広く通じるのかといえば、
国際社会における「集団的自衛権」との違いがある以上、
日本が積極的に理解を求めていく動きをしなければならない。
そのためには、日本の憲法や平和や不戦に対する考え方を理解する
多くの友好国にさらなる理解をしてもらい、
国家国民を守るために共にあってくれるために
日本も不断の努力を積み重ねるべきだと考えます。
この3点を主軸にして、これからも一人でも多くの皆様に
しっかり理解していただけるように努力を重ねていきますし、
採決が終わった今こそ、次の段階のスタートが切られたと思っています。
今後も緩むことなく、この歴史的な法案に微力ながら携わった者として
皆様からの声を正面から受け止めていきます。
この2ヶ月間、いろいろな方からさまざまなご意見をいただきました。
すべて飲み込み、勉強をしながら自分なりの答えを出していますが、
一つだけ、反論の気持ちをこめて申し上げておきます。
「安倍の言いなりになったのか!」との声をいただきました。
しかし、それはまったく的外れです。
私は、私のために心血を注いで国会に送ってくださった皆様の
思いと信頼の証である議員徽章の重みを感じながら、
その責任においてすべての法案審議に臨んでいます。
そして、すべては未来の子供たちに胸を張って
引き継がせることができる日本であり続けるために、
先の時代の責任としての議員徽章をつけています。
私に命ある限り、すべての政治判断に責任をもつのは当然であり、
それは誰かに言われて変わるものでも曲がるものでもありません。
ですから、「安倍の~」なるご批判には毅然と反論いたします。
「愛する子供たちのために素晴らしい未来を残す」との信念は、
1mmたりとも変わっていないということを最後に申し添え、
このたびの平和安全法制が後世に必ず評価されることを信じ、
これからも政治活動に邁進してまいります。
![image](https://stat.ameba.jp/user_images/20150716/11/mygwnrk/35/d7/j/t02200165_0480036013367446781.jpg?caw=800)
皆様のもとに、この想いがきっと届くと信じて・・・
平成27年7月16日
衆議院議員 宮川典子