吠えろ!主権者教育 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

吠えろ!主権者教育

「ともに笑う あなたと!」

こんにちは。
宮川典子です。

昨日、仲の良い新聞記者さんが会館に来られました。
「なんか、今日の部会で吠えてたって聞いて」とのこと。
そんなに吠えたつもりはなかったのに…(苦笑)
その部会とは、文部科学部会勉強会でした。

この勉強会では、18歳選挙年齢引き下げに伴う
主権者教育のあり方を考えています。
有識者の皆様からのヒアリングを重ねつつ、
さまざまな議論が展開されています。
これから何回も平場の議論を重ねていく予定です。

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今回、私が申し上げた意見は、以下の2つ。
①主権者意識を身につけるには、
    社会科の授業(特に公民や現代社会、政治経済など)だけでなく、
    道徳教育としっかり連動していくべきではないか。
②主権者教育をするには、教える側である教師の力量が問われる。
    教員養成のあり方を早急に考え直すべきではないか。

主権者たる自己を認識するためには、
「意識」と「知識」が必要不可欠だと私は考えます。

「意識」は、個として生まれた自分が
共同体や国家を構成する一人として学ぶべきことを、
道徳の授業や、なんなら「哲学」という新科目を設置して
国民としての自覚をもつ機会によって身につくと私は考えます。
「知識」はいうまでもなく、社会科の授業が重要になりますが、
史学と公民学が一緒になった学問の体系をつくらなければ
世の中の変化が政治に及ぼす影響のあり様は
なかなか理解しきれないだろうという問題意識もあります。

投票率が悪いのは、主権者たる実感の薄さに他なりません。
18歳選挙権をいい機会として、
主権者教育の確立ができるよう努めていきます。


でも、本当はもっともっと早く着手しなくちゃいけなかった。
選挙権が何歳で与えられようと、主権者教育は必要だったはずだから。
この反省を決して忘れず、根本的な議論と対策を進めなくっちゃ。