極寒の地に眠る戦友に届け・・・ | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

極寒の地に眠る戦友に届け・・・

 
  「日本再起動!」

こんにちは。宮川典子です。
信じられないくらい蒸し暑かったのが一変、激しい雷雨になりました。
水辺にいらっしゃる皆様は、どうか落雷にお気をつけください。

さて、今日は「ふくしま再興政治塾」の皆様と久々の再会をした後、
「シベリア・モンゴル抑留犠牲者追悼の集い」に参列しました。

 

田村厚生労働大臣ご出席のもと、
僭越ながら自民党を代表して哀悼の言葉を申し上げました。

 
 
実は、私の伯父もシベリア抑留者でありました。
存命であれば89歳になるわけですが、日本に引き揚げてきた時の思い、
祖国の土を踏むことなく極寒の地に消えた尊い戦友の皆様のことを
いつもいつも心のどこかで思い出しているようでした。
その生活があまりにも辛かったのか、伯父は多くは語りませんでした。
しかし、時折ポツポツと話してくれたその史実は目を覆うものでした。

集いの中、「シベリア抑留は”集団拉致事件”であった」とのお話がありました。
いったい何人の方が連れ去られ、幾つの尊い命が消えていったのか・・・。
そんなことさえも、未だ解明されていません。
生存する抑留者の平均年齢が90歳を超えようとしている今、
私たちはもう一度あのシベリアの地で起こった歴史を紐解き、
国としても哀悼の誠を捧げるべき時にさしかかっているのかもしれません。

最後、献花した時に、生前の伯父が話していたことが頭をよぎりました。
「山梨のこの綺麗な山を見たい、という思いだけが支えだった」―。
故郷を想い、辛苦に耐えた先人の心をしっかり紡いでいけるよう、
気持ちを新たに政治の道に邁進いたします。
 
異国の地に消えた尊い御霊のご冥福を、心から深くお祈り申し上げます。