正論を譲らず、冷静かつ毅然と。 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

正論を譲らず、冷静かつ毅然と。


「日本再起動!」

おはようございます。宮川典子です。
おととい、日本列島を縦断した台風17号による
被害に遭われた皆様に心からお見舞い申し上げます。
厳しい自然にさらされることの多い日本。
災害が起きた時、自然の脅威を感じずにはいられません。
被害からの一日も早い復旧をお祈りいたします。


さて、今日は下記のニュースについて書きたいと思います。

『尖閣諸島、「日本が盗んだ」
            =国連演説で領有権主張-中国』
中国の楊潔※(※=タケカンムリに褫のつくり)外相は27日、
国連総会で行った一般討論演説で、
「日本が釣魚島(尖閣諸島の中国名)を中国から盗んだ
歴史的事実を変えることは絶対にできない」と述べ、
中国が同諸島の領有権を有しているとの
主張を改めて強調した。
楊外相は日本政府による尖閣国有化は一方的な行動であり、
「中国の主権を著しく侵害した」と強く非難した。
<中略>
楊外相は尖閣諸島について、日清戦争の終わる1895年に
日本が「これらの島々を占拠した」とし、
当時の清朝が不平等条約によって強制的に
尖閣諸島の領有権を日本に奪われ、
第2次大戦後に中国に返還されたとの認識を示した。
演説に対し、日本側は総会議場で答弁権を行使し、
「日本政府は1895年1月、尖閣諸島を日本領土に
正式に編入することを閣議決定した」と反論。
「中国政府と台湾当局が尖閣諸島の領有権を
主張し始めたのは1970年以降になってからだ」と指摘した上で、
「両国の意見の相違を過去の戦争に安易に結び付ける姿勢は
説得力がないばかりか、非生産的だ」と批判した。
(ニューヨーク時事より引用)

現在、日本固有の領土である尖閣諸島および竹島に関し、
中国や韓国は正反対の主張を続けています。
ついには、「日本が尖閣諸島を盗んだ」と
事実と歴史認識に悖る発言を
国連という国際舞台で堂々としたというのです。
この発言には、ただただ怒りと驚きを禁じ得ません。
日の丸を燃やし、日本企業を傷つけ続ける反日デモ。
天皇陛下を冒涜するような発言をする韓国政府。
さらにこのような発言を行うということであれば、
これは断じて許せるものではありません。

日本政府は、自らの正論を決して譲ることなく、
堂々と史実に基づいた議論をするべきだと私は考えます。


政治の体制や思想、社会のあり方がまったく違う国。
公の場で正々堂々と議論をすることができない国。
それが、私たちが住む日本の隣国の実態です。
しかし、それらをただ闇雲に批判するだけでは
私たちの大切な領土を守り抜くことはできません。
この状況を乗り越え日本を守っていくためには、
したたかで先見に富んだ戦略が必要だと、私は思います。

まずは、「一つ引いたら全部引かざるを得ない」という
外交の危険性を肝に銘じて譲らないことが肝要。
その上で、これまでの外交文書やそれに準ずるものを精査し、
第三者の目のある場所で点検と確認、主張を行う。
隣国が続けるプロパガンダを暴く情報発信を、
日本国政府としてどんどん世界に発信していく。
”後付けの歴史認識”で日本の国益が削がれることのないよう、
わが国優位の対話テーブルがもてる外交環境を整える。

一つひとつの戦略を確実に、冷静に実現していくことで
国際社会にもわが国の正当性が理解されることでしょう。


自国が辱められるというのは、到底我慢のならないものです。
私も、連日のデモの映像や不可解な発言を目にするたびに、
頭に血が上ってしまうことがたびたびあります。
多くの皆様と同じ想いを、今日も共有しています。
だからこそ、この混乱の解決のために、私も一生懸命勉強し、
正論を譲らず、冷静かつ毅然として
これからの戦略を考えていこうと思います。


日本を想いつつ、隣国で不安な思いを抱いていらっしゃる
多くの邦人の皆様のお気持ちを察しつつ、
邦人の生命・財産を守るためにも
一刻も早い政治的解決がなされることを望みます。