子供たちの勇気に応える対処を。 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

子供たちの勇気に応える対処を。


「みんなで日本再起動!」

こんばんは。宮川典子です。
夜の部を終えて自宅に戻ってきましたが、
室内にも音が響くような雨足の強さに驚きました。
雨の音は心が落ち着くから好きだとはいえども、
これだけ局地的に強い雨が降ると不安のほうが大きくなるものです。


「加害生徒?に確認せず 大津市教委『自殺練習、確証なく』」
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120706-00000015-kyt-l25

数日来、このニュースを見るたびに、私は一つのことを思います。
「どうして子供たちの勇気に応える対応をしないのか?」と。
報道によれば、自殺した生徒が通っていた中学校で行われた
全校生徒対象のアンケートで、無記名が許されたにもかかわらず
100名を超える生徒が自ら記名して
いじめに関わる情報を記したとされています。
自分たちの周りで起こったいじめ行為、
ましてや被害を受けていた生徒が自ら命を絶った出来事を
文字にすることすら子供たちにとっては恐怖であるはずです。
その恐怖を乗り越えて、記名して知り得る情報を記したには
相当な勇気が必要だったと容易に推察できます。
だって、もしかしたら記名の事実を知った者たちから
新たに危害を加えられる対象となるかもしれないのですから。

アンケートを行っていくつかの情報が得られたにもかかわらず、
「伝聞ばかりだ」と真剣な調査をしないことは非常に問題です。
また、加害生徒とされる生徒たちに、
この情報について厳しく追究しないことも逃げでしかありません。
日々、学校で自殺の練習をさせられていたのが事実ならば、
亡くなった生徒の心の傷の深さはいかばかりだったか・・・。
同じことが繰り返されないためにも、
これまでの姿勢は改善されてしかるべきだと思います。


子供たちの勇気を、市教委は本当に真剣に受け止めているのか。
「もういじめは見たくない、遭いたくない」という子供たちの叫びから
多くの大人たちが逃げてばかりいるのではないか。
そして、何より、自ら命を投じた彼の命の重さを
自らの保身のために軽んじてはいないか。
子供たちの勇気に見合う対応を、私は強く強く求めます。


まだまだ強い雨が降り続いています。
全国各地で土砂災害や雷、突風などが予想されています。
大きな災害がないよう、心から祈りたいと思います。
皆様、どうか穏やかな夜をお過ごしください。