子供を殺める親たち | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

子供を殺める親たち

2歳女児不明で母親逮捕=遺棄容疑、供述場所から骨
大分県日出町川崎のスーパー駐車場に止めた車から
近所に住む江本琴音ちゃん(2)が行方不明になった事件で、
県警は5日、死体遺棄容疑で母親の優子容疑者(35)を逮捕した。
県警によると、容疑を認めているという。
優子容疑者は事件後、「(琴音ちゃんが)いなくなった」と通報していた。
県警によると、同町の優子容疑者が供述した場所から骨が見つかった。
県警は、琴音ちゃんのものとみて調べている。
逮捕容疑は、昨年9月13日ごろ、
同町大神の雑木林に氏名不詳者の遺体を遺棄した疑い。
県警によると、優子容疑者は同日午後2時ごろ、
「琴音ちゃんを車内に残して買い物に行き、
約5分後に戻ったら、いなくなった」と110番していた。
防犯ビデオで確認したところ、
優子容疑者が店内にいたのは3分程度だったという。 
(時事通信より引用)


『みんなで、一緒に、日本再起動。』

こんばんは。宮川典子です。
先ほどテレビの速報でこのニュースを目にしてから、
筆舌に尽くしがたい思いを整理しようと努めているのですが・・・。

ここ1ヶ月、親(特に母親)が子供を殺めてしまったという報道が多く、
その数の多さに唖然とするとともに、その原因がわからずにいます。
私は独身なので子育ての経験もないし、世のお母様方が
どんなご苦労をされているのか体感することもできていません。
しかし、我が子に手をかけてしまう気持ちは
どう思いを巡らせてみてもやっぱり理解できないのです。
どんな心の歪みが、社会の歪みが、家族・地域の歪みが
こうした悲しい行為を生み出してしまうのか・・・。
その根っこがわからない限り、この理解できない親の行為を
咀嚼することはできないのではないかと思います。


歴史を遡ってみれば江戸時代、親の生活や立場を守るために
子供を殺すことは権利として広く正当化されていたと聞きます。
また、現代でも旧刑法では子供が親を殺すと「尊属殺人罪」に問われ
非常に重い刑罰が科せられましたが、翻って親の子殺しは
「傷害致死罪」に問われるだけでした。
「無理心中」なんていう言葉が罪の意識薄く使われるのも、
こういう親と子の立場の違いに関する思想、
罪の意識の違いがあるからなのではないでしょうか。

しかし、連日こんなにも少子化問題が語られる中で、
日本の宝であり未来そのものである子供たちの命が
親によって奪われてしまうのは甚だ遺憾です。
そして一方で、罪を犯してしまった親の複雑な気持ちも
やはり救われなければやりきれない、と思っています。


私は毎日、児童虐待ゼロ運動を推進していくために
オレンジリボンをつけて活動しています。
親は子供を穏やかに愛し、子供は親の愛を一身に受けて
健やかに育っていける日本社会の実現のために、
こうした悲しいニュースからも目をそらさず
真摯に立ち向かっていきます。

皆様はこうした事件のこと、どうお考えになりますか?