センター試験史上最悪の出来事 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

センター試験史上最悪の出来事


おはようございます、宮川典子です。
いつもこのブログをご覧いただいている皆様、ありがとうございます。
朝から「ペタ」をいただくと、自然と元気が出てきます。


昨夜遅くに、とても残念な記事を目にしました。
以後、このようなことがないように強くお願いしたいと思います。

【センター試験問題配布ミス、3462人再試験】
14日に行われた大学入試センター試験の「地理歴史」「公民」で
問題冊子の配布ミスが相次いだ問題で、
大学入試センターは18日、規定の60分を超えて
試験時間が延長されるなどしたのは全国81会場に上り、
受験生3462人に影響したと発表した。
これらの受験生については、
「平穏な環境で試験を受けられなかった」として、
21日に希望者に再試験を実施する。
延長されていなくても、
試験開始時間を遅らせたケースなどを含めると、
影響を受けたのは計7515人に上る。
再試験の対象人数も、センター試験史上最多。
(YOMIURI ONLINEより引用)

大学受験をしたことがある方なら、センター試験の時の緊張感や
自己採点した時の喜怒哀楽の激しさを身をもって経験されたと思います。
また、私は教師時代、センター試験に向けて心身ともにすり減らし
極度の緊張感で張り詰めていた多くの生徒の姿を見てきました。
受験生たちがそこまでして臨んでいるセンター試験において、
このような単純かつ重大なミスが起こってはなりません。
大学入試センターには大いに反省していただき、
再試験を受験する生徒たちのケアに全力を尽くされることを望みます。


そして、この時期になると必ず現れてくる私の疑問・・・。
「センター試験って本当に必要なの?」

センター試験の前身が大学共通一次試験であったのはご存じのはず。
大学入試において解答が非常に困難な問題・奇問の出題、
マニアックに勉強していなければわからない歴史の問題などを防ぐため、
受験生の一定の学力基準を試すものとして導入されました。
「センターは教科書レベルしか出ない」と言われていることからも
その意図がある意味では達成されたと言えるのかもしれません。
また、英語のリスニングの際にICレコーダーを使用しているのも
世界初の試みでありますから、間違いなく進化しつづけてはいます。

しかし、半面では自分の実力を発揮できぬまま”足切り”されてしまったり、
今回のように受験生たちにとらなくていい手間や時間的ロスを強いたり・・・。
これらだけではく、その他にも多くの問題点が指摘されています。
センター試験が本当に誰にとっても公平であるか、
少子化が進む昨今、振り落としのシステムであるセンターが必要か、
タブーを恐れずに議論していくべき時代になったのではないでしょうか?


「センター試験制度」の是非・功罪について、
ぜひ皆様のご意見をお聞かせくださいm(_ _ )m
よろしくお願い申し上げます。

今日も元気にいってきます!