甲府中心街の活性化を熱く考える! | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

甲府中心街の活性化を熱く考える!


日中はあいさつ回りに明け暮れた一日でした。
夜は甲府市の有名スポット・桜座にて、甲府商工会議所(青年部)と
ゼット会(甲府中心街の商店街の総合組織)共催の
パネルディスカッションに参加してきました。

 

「いろいろいっちゃいんで、ぱっぱとやるだよ!
みんなでたのしく、まちをちっとよくするじゃん」
(「いろいろ言わないで、どんどんやるんだよ!
 みんなで楽しく、街をちょっとはよくしようよ」の意。
私とコンビを組むSさん直筆のバックボード、素敵です☆)

パネルディスカッションのゲストは、以下の7名の方でした。
・古谷公宏さん(ゼット会)
・上原伊三男さん(山梨経済同友会 常任幹事)
・小林文俊さん(NFL代表)
・宇野善昌さん(甲府市副市長)
・小林久さん(株式会社やまと 代表取締役)
・入倉要さん(山梨経済同友会 代表幹事)
・中川則昭さん(甲府商工会議所 青年部会長)
甲府中心街活性化に携わる、著名な方々ばかりです。

パネルディスカッションの中では・・・
1)甲府中心街の魅力(良いところ)
2)20年後の将来・理想の街
3)今すぐ実行できる街づくりのアイディア 
の3つについて
パネリストの皆様のそれぞれの持論を伺い、
その都度、会場からもたくさんの意見が飛び交いました。
年齢層も20代~80代までと幅広く、中心街の歴史を垣間見ました。


私は、甲府中心街の活性化を考える上で、次の3点を重視しています。

1)価値観の転換と社会の変化にどう対応するか
  東日本大震災以降、日本人の心に刻まれた「地域の絆」の大切さ。
  それを担保するものの一つが「商店街」だと思います。
  また、高齢化が進む中、大型店舗型の消費スタイルには
  もう限界がきているのではないでしょうか。
  小売店の時代が再びやってくる、と私は考えています。
2)専門性を高め、広い世代層に対応する店舗展開
  同じ商店街に、同じようなお店は必要ありません。
  それぞれの店舗の専門性を高めながら、
  10代~80代まで対応できる品揃えをすることが不可欠です。
  ある特定購買層と、ある特定世代しか買い物ができないような
  商店街では、客足はどんどん遠のくからに他なりません。
3)15年後のリニア新幹線開通に向け、どんな”中心街”になるか
  これは山梨県にとって非常に重要な問題です。
  「開通してから考えればいい」のではなく、来たる15年後に向かって
  中心街をどんなふうに生まれ変わらせていくのか、
  明確なストーリーを今からつくらなければなりません。
  甲府南部にできる駅から、どうやって人を中心街に集めるか、
  中心街は何に特色を置くのか、など自発的に考えていき、
  これからの都市開発にも関わっていくべきだと思います。
 

日本全国のどの街でも、商店街をどう活性化するかは
街の将来を左右する大きな問題として考えられていると思います。
小売業が厳しい状況の中、迅速な方向転換が求められています。
私もいろいろなところの活性化した商店街を体感してきましたが、
今の活気からは想像もつかないような、暗い過去があったりする。
でも、だからこそ、「商店街は復活できる!」と確信できるのです。

今後の商店街活性化のために、私が政治を通してやることは2つ。
●「大規模小売店舗法」の改正(場合によっては廃止)
●リニア完成までに観光拠点と中心街の役割を明確にし、
 山梨県を「観光立国」の一大モデル県とすること
商店街の明暗を分ける、大切な国策の一つにしっかり携わっていきます。

私自身がライフワークとするものに関して、今日は学びをいただきました。
パネリストの皆様、会場でご一緒した皆様、ありがとうございました!