手順が違いませんか?
政府や民主党、また増税の話をしています。
( http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110626-00000085-san-bus_all )
確かに、「消費税5%アップ」はこれからの社会保障費を考えると
避けては通れない議論であることは間違いありません。
しかし、この復興で被災地も日本経済も苦しんでいる時に
増税へと舵を切ることは拙速であるとしか言いようがありません。
何度も言っていますが、財源論はこうあるべきではないでしょうか?
●「復興税」では負担が増えて国民生活を直撃。
「復興債」で復興財源を確保する。
●景気を潤す経済対策と中小企業対策をしてから、
消費税を段階的にアップ。
●恒久的なバラマキ政策を撤廃する!!
この3つが揃わない限り、簡単に増税議論などできません。
バラマキ政策もせず、景気対策もしないで増税など・・・暴論の極みです。
根拠も明確ではないし、しかも増税する時は「国民の信を問う」と
昨年の参院選で菅さんは明言していたわけですから、
きちんとした手順を踏まない限りには容認などできませんね。
それと、私は国会議員に一つ言いたいことがあります。
「消費税アップ」を口にするのは、確かに言いづらいことだと思います。
しかし、政治家が本当に言わねばならないことはそれだけではないはずです。
「何でももらえるお金に頼るだけではなく、
国民全員で自助・共助・公助を実現しましょう!」
これが一番言いにくいはずです。
だって、今の政治はポピュリズムに偏りすぎていますから。
大衆迎合の政策ばかりをしてきてしまった政治の責任は重いのです。
厳しい時代に突入するからこそ、政治家は正論を国民に伝えるべきです。
たとえ、それが票集めのできない言葉だったとしても。
私は、正論を吐き続ける自分でいたい。
そのために、明日も地道に努力を重ねていこうと思います。