漂流する難破船「ア菅丸」 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

漂流する難破船「ア菅丸」


ア菅(アカン)ですわ、もう・・・。

今日も「何も決められないこと」が決定しました。


「会期延長の議決延期―政府・民主党の調整つかず」

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20110621-00000772-yom-pol



さらなるスピーディーな震災復興に向けて、

国会をどう運営していくかが大変重要になってくる今、

政権党である政府与党からは明確な提案がなされないままです。

「50日程度の延長」という話が出たとの情報もありますが、

一番大事なことが2つ決まっていないんです。


(1)「延長してどんな復興関連法案を通していくか」

(2)「ペテン総理はいつ自ら退くのか」


特に、(2)が決まらないことで、

政府与党は大混乱しています。

誰にも止められない暴走総理が

舵をとる難破船「ア菅丸」は

まさに国益を垂れ流しながら、

復興対策を日々後回しにしながら

漂流を続けています。



これで国民の皆さんもおわかりになったのではないでしょうか?

あの内閣不信任案が提出された意味が、です。

菅内閣が発足当時から元々もっていた「先送り体質」

こうして日本に日々大きな損害を与えていくのです。

何も決められないリーダーがいること。

それは、本当に「日本の不幸」としか言いようがありません。


本来ならば、政治の流れはこうです。

政権をもつ与党が「提出」をし、野党が「対案」を出して議論し、

その議論を経て結論を決するのが通常のカタチ。

しかし今は、与党が「提案」すらせず、野党が「対案」を出しても

自分たちのことばかりで応じず、すべてが先送りになっています。

スピード感のない政治が、一日一日とこの愛する日本を

滅ぼしていくような気がして・・・居ても立ってもいられません。



私なら、聞き分けのない総理など放っておいて、

「復興院」創設を目指して法案をつくって、一刻も早く通し、

そこに総理を仲間に入れない”救国内閣”をつくりますよ。

だって、あんなリーダーでは何も進まないですもの。

彼が何かを決断する時なんて、訪れないと思いますもの。

なんたって、「先送りの名人」ですからね。


ここ一週間、朝が来るのが憂鬱でたまりません。

日本を引っ掻き回している難破船の暴走船長の、

浅ましい権力欲を目にしなくてはならないからです。

明日は本来、通常国会の閉会日です。

どんな延長案が出て、菅総理の退陣時期はいつになるのか、

心を落ち着けてじっと見守っていきたいと思います。



せめて夢の中だけでは、いい気分でいたいもんですね・・・。