ペテン総理の参議院軽視
私は昨年の夏、参議院議員選挙に立候補しました。
よく「どうして参議院だったの?」と聞かれますが、理由はシンプルです。
「選挙」に振り回され、「数」に左右されてしまうことの多い衆議院より、
国民の声を聞くために足で歩き、中長期的な政治方針・政策を提言できる
参議院の仕事こそ、本来の政治のあるべき姿だと思っていたからでした。
ですから、参議院の動きからは特に目が離せません。
特に今日は内閣不信任案否決直後であり、
また「幻の辞意表明」に話題が集中していたこともあり、
本日午後に行われた参院予算委員会に注目していました。
まぁ、総理答弁のナントいい加減なこと!
休み明けの”ブルーマンデー症候群”のようでした。
以前から思っていたのですが、菅総理は参議院での審議になると
気合いが入っていないというか・・・緊張感がまるでなくなります。
のらりくらりと、聞かれていないことまで話して時間を無駄遣いしています。
今日は特にその傾向が強くて、テレビの前で野次りたい気分でした。
参議院の役割は、一言で言えば「チェックをする」ことです。
衆議院で審議されたものが本当に妥当であるかどうか、欠点はないか、
もっとよりよい法案にするために何か必要か、をチェックします。
参議院が「良識の府」と言われる理由は、まさにここにあります。
衆議院のように「解散総選挙」という時期を予想できないものがないだけに、
「チェック」という重要な仕事が任されているところに存在価値があるのです。
つまり、参院軽視をする菅総理が、国民のためのよりよい政策を
つくる意欲に欠けている証拠だと、私は常々思っているのです。
まぁ、意欲など期待するのは無謀なのかもしれません。
公共の電波を通じて
「人間、ウソをついてはいけないのです」と、
宇宙人・鳩山前総理に吐き捨てられた総理ですから。