統一地方選挙。

山梨県でも、今日から統一地方選挙が始まりました。

大震災が起こったこともあって、開催の有無が全国的に議論されたり、

開催が決まった都道府県でも自粛ムードは避けられないような現状です。

「投票率が下がるのではないか…」

「有権者の皆さんの注目を選挙に向けることは難しいか…」

候補者でなくても複雑な心境の毎日です。

この統一地方選が低調に終わってしまうと、

今後４年間の県政がしっかり民意を反映したものとなりにくいからです。



今日、ある候補の出陣式で私はこんなお話をしました。



「確かに、被災地で大変な生活を強いられている皆さん、

捜索活動や復旧活動に関わる皆さんのことを考えると胸が痛みます。

選挙など…とお考えになる方々のお気持ちもよく理解できます。

しかし、私たちは東日本の一員、山梨県民です。

東北・北関東・南関東・お隣の長野県が震災の余波で苦しむなら、

そのどこにも関わる山梨県が活力ある政治を４年間行う中で

全国の先頭に立つような復興支援活動を展開していくのが

我々の役割なのではないでしょうか？

元気を届けるべき私たちが元気をなくして、

復興を支える基盤、つまり国難にも対応できる県議を選択することを、

自立し他県の力にもなれる県政づくりを、自ら放棄してはならないのです。

東日本のために、日本に対して責任ある県政をつくりましょう！」



会場にいる皆さんがどう思われたかはわかりません。

しかし、「そうだよね！支えるためには山梨を元気にしなきゃ！」と

理解を示してくださった方々も本当に多くいらっしゃいました。

被災者の皆様をどんなにか助けたいと思っても、

受け入れるための経済的余裕がなかったり、

復興を援助できる県内企業が倒産してしまっては元も子もありません。

本当に私たちが必要とされる「その時」がくるまで、

そして日々被災者の皆様の移住数が増えている山梨県だからこそ、

今までよりもドラスティックな改革と堅実な進歩が必要なのです。



山梨県の皆さん、県政強化のためにお一人お一人の意思表示を

どうかお願いいたします！

統一地方選が行われている地域の皆さん、どうかお願いいたします！