批判封殺=成長ナシ!
「何でもいいから制裁措置を考えろ」
言論封殺とも言われている、防衛省への事務次官通達。
昨年末から問題として挙げられていますが、その発信源が
民主党の安住国対委員長だったという報道がありました。
航空自衛隊入間基地で航友会の会長の批判発言に対して、
”制裁”を加えたいと考えたということなのでしょうか?
批判を”制裁”するなんて、乱暴な話ですよね!
私は思うのですが、批判を封殺しようとするとは
独裁的(独善的)以外の何ものでもありません。
批判を甘んじて謙虚に受け止め、真摯に改善を目指すところに
さらなる成長があるはずです。
しかし、その成長の素である批判に耳を塞ぐような人が
「熟議」などできないのではないか、と思います。
私ですね、自民党にいてありがたいと思うところがあるんです。
それは何かというと・・・
党員や党支持者の皆さんが”毒舌”なところ!
昨年の選挙の時からそうですが、皆さん本当に手厳しいです
ズバズバ指摘されますし、批判なんて日常茶飯事。
「まだ○○はダメだ!」「発信力が足りない!反省が足りない!」と
厳しいお言葉が続き、そこには甘えは許されません。
時には「今回は別の党(候補者)に票を投じる!」と言われ、
納得していただくまでに大変なる労力を費やすこともあります。
身内こそ、実は一番厳しい存在です。
でも、私たちにとってはその”批判”こそが活力の源です。
復活の源、とも言えるかもしれません。
誰も批判をしてくださらなくなったら、その時が本当の”終わり”です。
中にいると見えなくなることを、冷静に分析して教えてくださる。
だからこそ、ハッと気づいて自らを省みることができるのです。
批判を遠ざければ遠ざけるほど、成長はどんどん遅れます。
つまり、今の与党は自ら成長を止めているんです。
批判を甘受して政権与党としての体力を身につけようとしないなら、
もうそれは政権を担う資格がないのと同義です。
私は、そう思います。
防衛省の言論封殺問題は、話し手の意を捻じ曲げる恐れもあるし、
都合のいい話ばかりで厳しい世論を避けようとする恣意的な通達です。
情報保全隊の件といい、反社会的でない言動すら制限される国に、
日本はなりつつあるのかもしれません。
批判は甘んじて受け、改善を期し、自らの糧とする。
そんな成長の原点を政権与党にもぜひ思い出してほしい!
皆さん、そうは思いませんか?