選挙制度改革。 | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

選挙制度改革。


【衆議院】(定数480→300へ削減)


①小選挙区制度から中選挙区制度へ移行。


 →現制度より、政治家の切磋琢磨を生み出しやすい。


   同じ党の人間とも競い、互いの力を磨ける。


②選挙区落選候補の比例復活の禁止。

 

 →選挙で負けた候補が「復活」するなんてあり得ない。


  比例はブロックごと2~3名の比例単独候補のみ。



【参議院】(定数242→180へ削減)


①選挙区制度を廃止し、9~11のブロック制へ移行。


 →今、話題になっているブロック制には基本的に賛同。

  

  参院は「良識の府」、大局的に国と地方を捉え得る存在へ。


②全国比例候補の数を現行より削減。


 →ブロック制にしても、全国的に活躍する議員も必要。

  

  現行より数を減らすような定数調整をする。



【総議員定数】(現行:722名)


722から480名へ削減


 →現在の参議院議員の数と同じ、242名を削減。






・・・この案、どうですか?皆さん。


最近、選挙制度改革のことを考えることが多い毎日です。

当選していたら、教育改革と同じくらいやりたいことだったんです。





今の選挙制度が政治の精度を低下させていると感じてなりません。


役割分担もメチャクチャだし、両院の特性を生かし切れていないです。


今の政治が「政局中心」になっていることは周知の事実です。


きちんと現場を歩き、皆さんの声を反映させる政策を練って初めて、


「政治をやっている」と言えるはずなのに・・・。


こうさせてしまっているのは一体何なのでしょうか?




私は・・・


政治家が選挙至上主義に振り回され、


有権者も政策活動への評価よりも


「顔を出す」ことを評価するから


だと思っています。




今日行った会合で、中選挙区時代の昔話をたくさん聞きました。


確かに、小選挙区になって政治家との距離は近くなったけれど、


それにも功罪があって、政治が政治でなくなってしまった、と。


どんなに会合に顔を出したところで、実務が疎かになっているなら


それは選んで送り出す意味がない、とも。




国民との距離が遠くなるか近くなるかは、選挙制度のせいでなく


その政治家個人の心がけの問題だと思います。


小選挙区になって政治の視点が狭くなってきて、


小さな選挙区で一票でも多く票を稼ぎたいと思うようになると、


本来なら県会議員や市町村会議員の皆さんに


お任すべきような策を、票を稼ぎたいがために国会議員が


いかにも得意げに話しているのをよくよく見かけます。


ホント、虚しくなるんですよね・・・。


その視点の狭窄が、現在の政治からダイナミックな改革を


遠ざけてしまっているのでないか、とやるせない気持ちになるんです。




また、政治家の皆さんの日々の活動を見ていても疑問をもちます。


あの会合、この会合、と多くの皆さんと触れ合うのは素晴らしいですが、


どう考えても実務より票稼ぎのための”顔出し”に忙殺されて、


肝心の政策を練り出す作業が疎かになっていると思うのです。


そのためには、もっともっと勉強する時間が必要ですよ・・・。


そのためには、有権者(や支援者)の皆さんのご理解が不可欠です。




政治家が勉強しなければ、「脱官僚」なんて一生できません。


官僚を使いこなす知恵と知識がなければ、使われて終わりです。


それが変わらない限り、日本の政治の好転はありません。




もちろん、皆さんの声を聞く小さな会合を疎かにするわけではありません。


どうせ会合に出るなら、1時間は会合で皆さんとお話させてほしい。


「後が控えているから10分だけ」という感じで何件ハシゴしたところで、


有権者(や支援者)と腹を割った有意義な話なんかできません。


「あぁ、そうか!こちらをキャンセルするならもう応援しないよ!」


なんて、寂しいことを言わないでくださいm(_ _ )m


「そうか!次の機会は○月△日だから、1時間くらい話をしようよ!」


と、”顔出し”を重視するのではなく、実のある会話を優先して


政治家の成長を皆さんで押し上げていただければ最高だと思います。


(顔出しが優先されるようになったのは、小選挙区の弊害と考えます)




幸い、私を応援してくださっていた皆さんは後者のタイプが多く、


「顔出しなんて無駄なことするなら本でも読んで政策の勉強してくれ!」


「次の機会で時間をとれるなら、その時にじっくり話そう!」


「○△□のことについて聞きたい人が多いから、答えを用意してきて!」


と、私の成長を優先的に考えてくださる言葉に感謝以外ありません。


選挙の時から訴えてきたことを、理解してくださっているのだと感じます。




「新人のくせに生意気な!」と思われた方もいたと思います。


でも、それが正論だと思うなら、責任をもって訴え理解をいただくべき。


皆さんから票をいただく政治家にとっては言いづらいことだけれど、


そのくらい真剣に働きたい!と思っている政治家を応援したいものです。





あぁ・・・一体いつになった日本は


選挙至上主義の政治から脱することができるのか?




そんなことを思いながら、今日も選挙制度改革に思いを馳せます。




追伸:


議員定数削減・宮川案へのご意見、お待ちしておりますm(_ _ )m