反省は成長の母。
宮川典子です、こんばんは。
今日は夕方以降、かなり冷えてきましたね。
夜の会合に出かける時、家を出た瞬間に思わず…「寒っ!」と一言。
体調管理のためにも、薄着好きの服装をさすがに見直さなきゃ!と
自分に言い聞かせている今日この頃です。
さて、一部報道でご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、
25日に自民党で初の「ディベート能力開発講座」が開催されました。
石破茂政調会長の声かけから始まった企画で、定期的に続く予定。
実は、この講座の講師は数ヶ月前から師事している先生でして、
本来なら私も参加する予定でしたが…今回はやむを得ず地元活動を優先。
次回からは参加できるように、必ずスケジューリングを合わせるつもりです。
講師:北岡俊明先生が主導してきたディベートのことが詳しくわかります。
HPを一度ご覧ください→ http://www.japandebate.com/
さて。
では、「ディベート」とは一体なんでしょうか?
ディベートとは・・・
ある公的な主題について異なる立場に分かれ議論すること。
ディベートのほとんどは、その議論が社会に何らかの影響を与えることを
目的として、また認識して行われます(実質的意味で)。
わかりやすく例を挙げるとするなら・・・
日本やイギリスでの党首討論、アメリカでの大統領候補討論会、ですね。
また、司法における裁判でのやりとりも広義のディベートに含まれます。
つまり、逆を返せば、口論や個人への誹謗中傷、理論的でない言葉遣い、
感情的に相手を陥れるようなやりとりは「ディベート」とは呼びません。
となると・・・
現在の国会では、”熟議”の基本である「ディベート」は行われておらず、
議論が成立していない場合が多い、と言えるのではないでしょうか?
今、国会は大揺れ状態です。
柳田大臣の辞任に続いて、仙谷官房長官&馬淵国交大臣の問責決議。
多くの問題を抱えている政策の数々や、総理大臣のリーダーシップ欠如。
当然、本会議や委員会での質問は鋭く厳しくキツくなっていくでしょう。
しかし、私は時々耳を塞ぎたくなる時があります。
特に、一個人への、ロジカルでない過度の攻撃がなされた時。
「これじゃあ、野党時代の民主党と何も変わらないじゃん・・・」と。
こんなふうにしか論破(?)できない大人の姿を、
できることなら子供たちの目から遠ざけたいと思う時もあります。
私なりにディベートを解釈すると、必要なものは3つあります。
①品位のある言葉遣いで、相手に敬意を払いながら論戦を挑むこと。
②理論的な議論を進めるための「戦略」と、多くの「事前学習」。
③一つのゴールを目指して、相手の問題点を体系的に突くこと。
自民党は、ありがたいことに国民の皆様から生まれ変わるための
「野党転落」というプレゼントをいただいたと私は思っています。
ならば、足りなかったことは足りなかったと認め、改めるべきです。
「国会議員が今さらディベート?!」とお怒りになる方もいるかもしれませんが、
「臭いものに蓋をする」よりは、ずっとずっと、ずーっとマシです。
党内の若手の論客議員の皆さんも、きっとこういう講座を通して学び、
その力を生かした本当のディベートで相手を論破してくれると思います。
そして、それによって日本が抱えている問題の核心が明確になったり、
政策の問題点などを国民の前に明らかにすることができるはずなのです。
一歩達観して、冷静に、厳しく、わかりやすい「蜂の一刺し」を!!!
それが、これから自民党が目指すべき議論の姿だと思います。
希望をこめて、私の好きな言葉を記しておきたいと思います。
「何も咲かない冬の日は、下へ下へと根を伸ばせ」
とはいえ、現政権を追及する手は緩めないでしょう。
国家国民の生命財産を守るに値しない政府であるならば、
ビシバシ厳しく切り込んでいってほしいと思います。
私もきちんと修行していきます!
それでは、寒い夜ですので、皆さんご自愛くださいませ。
おやすみなさい!
きょうの典気・・・「晴れ」
(今日は眠気に襲われず、無事に更新できました^^;)