「子ども手当法案」成立に思うこと
昨日、話題の「子ども手当法案」が成立しました
財源の問題が指摘される中、減額や所得制限案が取り沙汰されてきました。しかし、44兆円もの新規国債を発行して、「選挙マニフェスト通り」の支給が決定しました。
この子ども手当、実はいくつか問題を孕んでいます。
その中でも私が一番危惧しているのは、手当の支給条件に「子どもの国内居住」が義務付けられておらず、子どもと同一生計で養育をしている親に国籍を問わず支給するというシステムです。この支給対象の問題は、実はあまり世間に明らかにされていません。5.3兆円と言われる財源ではまかないきれないのではないか?そんな疑問が、現実味を帯びてきそうです。
現在、あるアジアの国ではこんなことが言われているそうです。
「子ども3人を連れて、そこそこの収入のある日本人男性と結婚すれば、子ども手当分を母国への仕送りにできる。働かなくてもお金がもらえる・・・まさに夢のような世界だ」
他国にこんなことを軽々しく言われてしまう今の日本、本当にこのままでいいのでしょうか?いろいろな法案が深い議論ナシに決められていく政治に、情けないやら恐ろしいやら、気持ちが落ち着かなくて困っています。
参院選前の6月に支給開始だということですが、これはまさに「選挙用マニフェスト」ではないでしょうか?行政側の混乱も必死で、年度途中からの支給は手数もかかり”無駄”が多くなるの明白です。「事業仕分け」で無駄削減を高らかに謳っている政権らしからぬ、非常に矛盾したやり方だと指摘せざるを得ません。
「一体、いつになったら日本の政治は選挙至上主義から脱却するんだ?!”国家国民のための”真の政治はどこに行った?!」
日に日に苦しさを増す地元の中小企業を目にするたびに、こんな怒りを禁じ得ません。
きょうの典気・・・「雷嵐」
(日本の政治を建て直すため、粉骨砕身、努力していきます!)