山梨の地で日本のことを考える | 宮川典子オフィシャルブログ「きょうの典気」Powered by Ameba

山梨の地で日本のことを考える


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昨日、横内正明・山梨県知事にお会いする機会を頂戴しました。仕事納めの一日、とてもお忙しいスケジュールの中でお時間をつくってくださいました。温かい眼差しでお話をしてくださった横内知事、スケジュール調整をしてくださったスタッフの皆様には心から感謝申し上げます。


横内知事とは山梨県のことについてもお話しました。「やはり学校の先生だったこともあって、得意分野は教育ですか?」とのご質問もありますが、教育はもちろんのこと、いろいろなことにも強い関心があります。


例えば、今日お話したのは、「水問題」。「資源がない」と言われる日本ですが、私は大きな資源をもっていると思っています。それは、水。人口増加が過渡期になるだろう何年後かに、水をめぐる競争が激化すると予想しています。現在、日本各地の水源がアジア系企業に買い取られている現状をみると、この予想もあながち間違ってはいないと思っています。そう考えると、豊富な採水地として知られる山梨にも、海外からの手が及ぶ可能性があります。山梨県の代表的な水源地は南アルプス系、八ヶ岳系、秩父系の3つですが、3つとも水質が違っていたりして、山梨の水は非常に重要な自然財産です。しかし、この水源を守り、水源を豊かにする林業などを復興させなければ、この山梨に住んでいながら水を買い求めなければならない状態になるかもしれません。そうなる前に、何らかの手を打たないと、山梨の水、日本の水、日本の自然や田園風景を守っていくことができない―。そんな危機感をもっています。


今、改めて思うのは、山梨には日本のこれからを考えるためのヒントがたくさん眠っているということです。当たり前だと思っていたことをもう一度見直し、故郷が発信しているたくさんのヒントを自分の中に吸収していきたいと思っています。


横内知事とのお話からまたパワーをいただき、山梨への想いも再確認した一日でした。横内知事、本当にありがとうございました!


きょうの典気・・・「晴れ!」

          (山梨に教えてもらうことがたくさんありました。故郷に感謝!)