「士業さん、最近お仕事はどうですか?」



「そうですね。
本業のプロジェクト対応の傍ら、
時期的にリクルートの説明会や
採用面接やってます。毎年ながらですが^_^ 」



「士業さんが説明会と採用面接されてるんですねキョロキョロ
毎年面接してるということは
相当な数の学生さんを見てこられてますよね。
やっぱり逸材なんかはわかりますか?」



「そうですね、、一味違うなと思ったら
やっぱり相当デキる人は多いですね。
私自身も優秀な部下に助けられてます苦笑」

  

「またまたご謙遜を。
士業さん相当見る目ありそうですねキョロキョロ



「いえいえ、まだまだです」



2人で美味しいワイン🍷を飲みながら話は婚活の方へ。



「士業さんは
結婚はいつ頃までにしたいと考えてますか?」


「そうですね、
結婚したくて婚活アプリに登録したので
すぐにでも、1年以内には入籍できればと考えてます。
モニカさんはどうですか?」
 

4人の候補男性の中で士業さんが1番具体的で
結婚への強い意志を感じた。



「私ももちろんそうですにっこり
アプリに子供欲しいと登録されてたと思いますが、
士業さんは子供ができたら
どんな子育てしたいとかありますか?」



「うーん、そうですね。
あんまりあれしろこれしろとは言わないかもですね。
モニカさんは?」



「私はもし子供が生まれたら、
その子の強みや才能を伸ばしてあげたいです。
これからはジェネラリストよりスペシャリストの時代かなぁと。個々人の強みや才能は等しく無いので
その子の良いところを見つけて
成長させてあげたいなぁと思ってます」


1人語る‥


「なるほど、確かにそうですね。
すごく同意です」


「士業さんこそまさにスペシャリストですよね。
私は総合職でいろんな部署を転々としてるので
広く浅い経験のみで
これと言った強みがないのが悩みです泣き笑い


「いえいえ、そんなことないですよ。
その業界での経験全てが強みだと思います^_^」




士業さんは出会った時から
私がどんな発言しても、
すべて肯定してくれて
ポジティブな答えしか返ってこない。

薄っぺらい表面的な社交辞令ではない誠実さ
が伝わってきて、好印象でした。



「士業さんかなり頭良いと思うんですが、
小さい頃ご両親に勉強しろとか言われました?」



「‥いえ、まったく」



「‥‥。
えっ?!驚き
まったくですか?!!」





「はい、1度も言われた記憶がありませんね^^;




い、
1度も‥?!!ポーン




私いつも勉強しろと両親に言われてた記憶しかないんですが😂w

多分全くしなかったから
親もしつこく言うしかなかったんでしょうね笑
士業さんは言われなくてもしてたからでしょうね💦
ご両親に信頼されていて素晴らしいですキラキラ驚き



「いえいえ、もともと放任主義
というのもあるかもしれません^_^」




いやはや、本当に勉強好きでデキる人は
そもそも親に何も言われないものなのかもしれない笑い泣き
(この違いよ‥)




今日もあっという間に3時間半ほど過ぎ、
お会計も1回目・2回目と変わらず
士業さんがサッとお支払いをしてくだり。


入店・退店時に階段を上り下りする時も
必ずサッと下に回りレディファーストが徹底されていた。




お店を出て駅までの通りを歩いていると

クリスマスはまだまだ先だけれどひと区画だけ
イルミネーションが一足早く飾られてる場所がありました。


「わあ、綺麗」

「お散歩しますか?」







‥‥




「いえ、(しなくて)大丈夫です」






一瞬考えて
あっけなく断る私。笑い泣き



なんとなく事前のLINEや今日1日を通して、
彼の態度や発言から私のことを好きだと
思ってくれていることは感じていて、


(勘違いかもしれないけど)
もし今日告白されても答えが出せず困るので、
そんなシチュエーションは作らないように防衛本能が働いた結果‥魂が抜ける



士業さんは背は低めだけど、
学歴・年収・職業ともエリート
デートのためのリサーチやお店や食のセンス、
完璧なまでのレディファースト、

↑が揃ってると女性と遊んできた男性も多いであろうなか、“真面目”を絵に描いた謙虚で誠実な人柄 



文句のつけようがないお相手だと思うものの
条件に対してトキめくわけでもなく。





そして、この時私は
なんとなく身長や顔などの外見含め“トキめく”のは
としきさんだと思っていた。





帰路の電車に乗りこみ電車



「今日はありがとうございました。
よければぜひまたお会いしたいです。
いつなら大丈夫でしょうか?」


「本当に楽しかったです。
こちらこそありがとうございました。
次は多分●日か●日なら大丈夫だと思います。」



「よかったです。またご連絡しますね😊
おやすみなさい」



そう言って先に乗換えの駅で降りて行った士業さん。




家に着くまでに士業さんから
先にお礼のLINEが届きました。



毎度別れてすぐ、
これだけ丁寧なメッセージをくださる士業さん‥
(腰の低さ伝わりますよね‥)



士業さんに提案された日までに
DaiGoさんととしきさん、平塚さんとそれぞれデートの予定があるため
もう一巡すればハッキリ答えが出るかもしれない。




そう期待して。





続く