あけましておめでとうございます。今年こそ、いい一年だったと年末に言いたいですね。
思えば一年前には、2022年がこのような年になるとは全く考えていませんでした。まず2月にウクライナに対してロシアが戦争を始めたこと。そして7月に安倍元首相が撃たれて亡くなったこと。改めて激動だったと思います。私も超忙しくなりました。ウクライナ反戦運動、これは今も続いています。安倍元首相については、国葬反対の行動を大きく行いました。これらを通じて、また並行して行っていた原発反対の行動も通じて、新しい人たちとの出会い、そして関係の深まりがありました。それは今後も大きな財産となると思います。
原発関連の裁判が福島地裁から仙台高裁に場を移したことにより、次々と傍聴、支援の行動を行うことになりました。またこれらの裁判同士の共闘関係も始まりました。私は当事者になるわけではないので、1つ外側からの繋がりですが、2021年終わり頃からどんどん密になっていったと思います。
さて2023年はどうなるか。岸田政権は原発政策を変えて60年超えても使っていいとし、また新設、増設を進めようとしています。そして憲法改悪に手をつけようとしています。まず、安保関連3文書が閣議で決められ、5年で43兆円という途方もない予算が組まれようとしています。私たちはこれに抗して何ができるのか。私が心配しているのは、町行く人々の関心の薄さです。それは諦めや、暮らしの余裕のなさからきているのかな、と思います。今の目の前のことで精一杯に見えます。でもそれでは益々自分の首がしまっていくのだとわかってほしい。ではどうすればいいのか。街頭に出ることと平行して対話できる機会を増やしていけたらな、と思います。
憲法講座など、百万人署名運動以外でも対話の機会を作っています。いろいろな機会を作って、対話を増やすようにするのは、1つ活性化するための方法ではないでしょうか。若い人の中にもSNSのみならず、リアルな対話を求めている人たちもいると思います。
そしてこれまでのお付き合いがある人たちとも対話する中で関係を深めて一緒にこの世界を変えていきたいと思います。コロナ感染はなかなか終息しそうにないし、ウクライナ戦争は終わりが見えない。しかし岸田政権は脆さが表に出ています。あと少し人々が怒りを自覚して表せるようになったら、光が見えるようになると思います。
今年もよろしくお願いいたします。