背表紙の文字が真っ直ぐではありません。
その不思議さに誘われました。
主人公には霊が見えるというところからスタート。
ふむふむ、現代ファンタジーなのね―――と読んでいて、ん? とほのかな香りに気づきました。
なんか、BLの芳しい感じがするような。
最初は、なんとなくユーモアとして入れてあるのかな? くらいでしたが、どんどん確信へと変わっていきました。
これ、ジャンルは現代ファンタジーというよりも前に、BL。BLというジャンルの中にある現代ファンタジー設定で描かれた漫画。
そう思ったので、最終ページを見ました。
掲載は「MAGAZINE BE×BOY」、出版社は「リブレ出版株式会社」。
Wikipediaによると、リブレ出版株式会社は株式会社アニメイトの子会社。
ビブロスという会社が2006年がに倒産した際、ボーイズラブ関連出版事業を継承するために、アニメイトグループの中の3社の共同出資によってできたようです。
で、ビブロスが発行していた雑誌『マガジンBE×BOY』がリブレ出版へ移管。
筋金入りのBLでした。
レンタルショップでは映像化コーナーにありました。
アニメ化だけでなく実写化されたようです。岡田将生さんと志尊淳さんなので、実写版はBLじゃないのだろうなと推測します。